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紙の雑誌「かける人」創刊号で何がしたいのか

 現在、4月にAmazon kindleから発売予定の電子書籍の台割をして、目次的なものをせっせと作り、新書をイメージして短い章をいくつか並べて大きな章を1つずつ作っております。
 そもそも「推す」という行動や現在の「推し事」の状況の課題や、今、どんな閉塞感があるのかというのを書いていると、だんだん無力な自分への怒りがふつふつと沸いてくるんですが、改めて「かける人」の創刊号ではどんなことをしたいんだろう、そもそも、なんで必要なんだろうということを今日はぼんやり考えていました。
 ちょっと、皆さんと一緒にこの雑誌が何で必要なのかを復習しつつ、課題も見つけてみようと思います。

「かける人 創刊準備号」

この雑誌が必要だと思う現状の課題

① 僕が推しているグループのメディア出演、特に紙媒体は減り始めていた。
( それに反して、リアルでの仕事は地元からどんどん増え続けている ) 
 このままでは、人気のあるメンバーや実績のあるメンバーはチャンスが来るかも知れないけれど、まだ実績がなかったり、まだ良さが分かっていなかったりするメンバーにチャンスが来ない。
 また、仮にメディアに出演してもじっくりとしたインタビューや掘り下げは少ない。
 10年代には総選挙という「非日常な物語」があった。
 20年代は、「物語のない日常」を過ごしていく日常なのか?
 もし、そうだとしたら、この時代を楽しむ方法が必要。

ニーズ

① まだまだメディア出演が少ないメンバーや本来の面白さをじっくりと発揮できていないアイドルのファン。
 動メディアではなく静止メディアに強いタイプのアイドルのファン。
 
② 動画配信の「早い」質問ではなく、じっくりと考えてもらう「遅い」質問が好きな人。

③ 今の「推し事」に疑問を感じていたり、アップデートをしていたり、楽しみ方の選択肢を増やしたりしたい人。

どのように解決・実現するのか?

 

解決

 自分のメディアを持つ。この場合は紙の本を出版する。

実現

 自己資金とクラウドファンディング。
 ( 自己資金はnoteで月額200円で連載している「webのかける人」の収益と自分の本業から。クラウドファンディングは先行発売的に使用している。2023年7月からNFTを再開予定 )

NFTも夏に再開します

類似や競合するものは?

 広義の活字とアイドルメディアや「推し事」という意味では「BUBUKA」や「月刊ENTAME」、アイドルの特集の時の「クイックジャパン」も近いか。

どう差別化するか、優れている点は何か?

① あえて、記事の数を少なくすることで、約200ページの誌面の中でじっくりと対象のことを掘り下げたり、なるべく削る量を少なくしたりして、満足度の高い記事を作る。

② 一見すると、全く関わりが少なそうな記事を混ぜることで、実は「推し事」というものの本質を浮き上がらせることが出来るようにしている( 創刊準備号や対談集なら、ボードゲーム関連の記事がそれにあたる )。

③ プロの方々から見れば拙い文章かも知れないが、熱量を感じる書き手を集めている。


対談集の中の記事「20年代の当事者たちへ」

これからの改善点

 レイアウトとデザイン、写真のクオリティの向上。
 まだ誤字脱字があるので、よりチェックの回数を増やす。
 インタビューの記事での質問力や構成力の向上。
 紙の選択。本当にこの紙の選択で正しいのか。
 信用度を上げる。個人での出版では相手にもされない取材先もあった。
 

販売経路

 現在、「創刊準備号」はISBNコードを取得しており、流通に乗せることが可能。ただし、2版は国会図書館やSKE48の中坂美祐さん、STU48の兵頭葵さん宛てに送ったもの( それぞれ送ってくださったファンの方々、ありがとうございました )のみ。
 「対談集」はISBNコードを取得していないので、流通には乗せられない。そもそも乗せないことを前提に作った。初回で刷った分は保存用の5冊以外は終了。もし、再販売するとすれば文豪フリマやギブミーブックスといった即売会か。
 「創刊号」は全国流通できるようにする予定。

 国会図書館にも収蔵されています

 「かける人」シリーズの電子書籍版は現在、NFTで考えているが、おそらく1点ずつが手数料的に限界( 常時、オープンシー上に残して置くには2万円ぐらい今はするんです )。
 気軽には手に入らない面倒さは残しておきたい。

最後に


 ううむ、書けば書くほど、自分の考えていることと、実力の無さ、資金力の無さが浮き彫りになってきてますが、まずは4月の電子書籍で良いものを作って仲間や協力者の方々を増やしていければなあ、と考えております。
 よし、執筆に戻ります。
 ここまで読んでくださったあなたの期待を裏切らないように、頑張ります。

すぐに買える作品・webマガジン


月額200円の「webのかける人」。


 これを読めば今、何を進めているのかが分かります。
 僕にジュースを一杯おごる代わりに、面白い話を一つ聞くというコンセプトでスタートしました。この記事で書いたことが可愛く思えるぐらい挑戦と失敗が書かれています。
 毎週月曜日にラジオ配信、半月に一度、読書と映画とエッセイを15日分ずつ記事にしています。
 また、無料で載せるにはまずいかなあという尖った記事も載せてます。
「かける人」プロジェクトを応援したい方はこれを是非、講読してほしいです。


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 AIにこれでもかというぐらい、絶望的な言葉を入れてお話を作りました。条件はただ一つ、何が何でもハッピーエンドで終わること。想像を絶する力技や思いもよらない寂しさを感じる作品が生まれました。
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 一人しか読めないということで、もう誰にも言わないで!
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こんな大変なご時世なので、無理をなさらずに、何か発見や心を動かしたものがあった時、良ければサポートをお願いします。励みになります。