怒りから湧きあがる底力は半端ない! 贅沢感を得ようと買ったお弁当が超マズかったら、さあどうするどうする?
怒りがMAXになった時こそ本気度が出ます! 怒りのエネルギーを力に変えればゴールを達成できると悟りました。 私の場合は、なんと、高価なお弁当を買ったことがきっかけです。
実は、学生の頃から落語を聴くのが好きで、どハマりしていた時期があります。20代後半の頃ですが、国立演芸場、イイノホール、上野の本牧亭等、月にして最低3回は寄席通いをするようになり、5月の連休も落語鑑賞三昧という過ごし方でした。
そんなこんなの私生活を送っていたのですが、ある時から、国立演芸場の行く途中のお弁当やさんの豪華なお弁当が気になり始めて、ちょうど落語に行く日とお給料日が重なったので、おもいきって(ホントにおもいきって)買ったんですよ。
いわゆる和食系の贅沢なお弁当です。歌舞伎や寄席のご贔屓さんが口にするような上品そうなお弁当。そして、1回分の落語のチケットより2倍以上もする高価なお弁当です!
で、念願叶ってルンルン・・・
なにこれ? なんなの、これ? なめてんの???
あるものは全く味がしない。あるものは塩の味だけ。関西出身の母に育てられた私ですが、あれは薄口仕立てではない。バラバラ味です。
実際、味云々ではなくて、「よくもそんな高い値段つけたな」という怒りの方が強い!
もう誰を責めていいかわからない「悔しさ」が頭の頂点に登りつめました。小さい頃、「トサカに来たあ!」と言って、父から「女の子の言葉づかいじゃない」と叱られたことがありますが、まさにトサカ状態です。
で、どうしたかって?
最初は、お弁当をその場で捨てようと思ったんです。もう1ミリも見たくないと思って。でも次の瞬間、冗談じゃない、この怒りをそんなに簡単に済ませてなるものかと・・・
「 絶対に全部食べてやる! 死んでも食べてやる! 」
結果、お米一粒も残さず、完食しました!
この数年後に、私はカナダに留学することになります。ですが、留学初期に80万円(当時にしてはでかい!)を盗まれます。
盗まれた時の気持ちはって? それ、聞きますか?
「トサカに来たあ!」んですよ!
どんなことがあっても大学院を卒業すると決心しました。
安い授業料で安い生活費でやりくりできる学校を選んで、冬の間は夜マイナス30度(乾燥しているので数字ほど寒くないです)のバス停で、足踏みしながらバスを待ちます。夏休み期間は、昼はウエイトレス、3時からはリサーチアシスタント、6時から夜中の2時まではビル掃除と、まあとにかくいろいろ苦労はしましたが、なんとかやり遂げました。
私、この体験を思い出すと、「怒り」ってネガティブっぽい印象だけど、使い方次第ではいい方向にも爆発してくれるんだなあと。
ぜひ、あなたもつまらないことで怒ったとしても、そのエネルギーをうまく変換して、将来のための練習にしてください。
以上、「怒りは力に変換できる」ってことをお伝えしたくて、投稿しました!
「ふんわり雲の走り書き」でした! Thank you for stopping by !