【絶句】ポテチの値段で考える日本の未来

こんばんは。もう一年も終わりに差し掛かり。僕と同年代の20代の方々はコロナの状況下でいかがお過ごしでしょうか。

さて、先日こんな記事を見ました。1年前の記事ですが、先進国の中で日本だけ唯一平均給与が20年前と比べて減っているというデータについての記事です。世界と比べて日本は経済的にどんどん貧しくなっているんだと、そう言われています。

これ、実感湧きますか?恐らく会社勤め20年以上とかであれば昔はああだったとか今はこうだとか言えるでしょう。ただ、僕と同じ20代前半で入社してそこまで経っていない場合は年収が昔と比べて下がっていると言われても実感が沸かないのではないでしょうか。

突然ですが、皆さんは最近駄菓子を食べていますか?

僕は昔から駄菓子が好きで24歳になった今でも時々食べています。
蒲焼きさん太郎とか、うまい棒とか。皆さんも子供の頃に一度は食べたあるのではないでしょうか。

あのお菓子達って実は年々小さくなっているんですよね。しかも値段は変わらずに。うまい棒だけに限らずに、みんな大好きカントリーマアムも、お菓子の王様ポテトチップスも実は小さくなってます。知ってましたか?

そこで、ポテチの値段推移を見てみるとこんな感じになります。

1975年当時一袋90gあたり100円。一方2020年現在一袋60gあたり100円。
値段はそのまま、サイズは3分の2になっています。。

ちなみに1975年当時の初任給を見てみると平均89,300円。
現在の価格で161,758円くらいです。

2019年度の平均は212,800円。ポテチの値段は1.5倍になっているのにも関わらず初任給は1.5倍を満たしていません。

どうでしょう。
これは記事の通り日本が貧しくなっているという証明なのでしょうか。
日本経済が貧しくなったことで現代に生きる人々は開封時でも既に誰かが食べたんじゃないのってくらいスカスカのポテチを食べる羽目になったのでしょうか。。

。。。いいえ。残念ながらそうは言えないのです。
2007年からポテチの値段は変わっていないものの初任給は上がっています。ぶっちゃけ初任給と平均年収も比例して増えているわけではないですし、ポテチの値段だけで日本の経済が貧しくなってると一概には言えないでしょう。

結論。

ポテチの値段では日本が貧しくなっているかは謎!

と、ここで終わらせてしまう前にここまで読んでくれた皆さんに一つだけお伝えしたいことがあります。

以下のグラフをみてください。

画像1

これは日本政府が去年出した、2040年までの社会保障給付費の見通しです。

皆さんはこれを見てどう思われましたか?

僕はこれを見て、このグラフは人生100年時代でいう働き盛りの40代になった僕たちが負担しないといけないものの多さを表していると感じました。40年には労働人口の2人当たり1人の老人を負担しないといけなくなります。

これはつまり老人一人当たりの生活にかかる費用を年間300万だとすると普通に生きていくだけで150万の負担をしないといけないということです。

そして注目すべきは青色の子育ての割合。20年後にも支出はわずかしか増えていません。子育ての支援はしてもらえないのにも関わらず我々に大きな影響のない年金・医療にお金が消えていく。それが現状見えてくる日本の未来と言えます。

現在この状況を回避する=労働人口を増やす増やす手段として、女性の社会進出の後押し、テレワークの推進、海外人材の受け入れ。引退年齢の押し上げ、AIでの労働代替が挙げられます。

しかし現状はどうでしょうか。未だに女性の社会進出率は圧倒的後進国。テレワークもコロナが落ち着けばオフィスワーク再開する企業もちらほら。圧倒的な変化は起きていないですよね。

今僕たち若い世代は時代の過渡期にいます。僕たちが国に対してどういうアクションをとるのか、個人でどういう生き方をするのかを今まで以上に真剣に考えないといけない時だと思います。

あなたはこれからどんな生き方を選択するつもりですか?

この記事を書いたことで、読者の方が少しでもこれからの未来について考えるきっかけになれたら幸いです。

お読みいただきありがとうございました。



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