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伝説のつるぎ 大熊健司
2024年7月21日 00:03
空一面に雲が広がり、どんよりとした陽気の日曜日。そんな天候のためか、この季節にしては少し肌寒い。 せっかくの日曜日にもかかわらず、割と早い時間に目が覚めてしまった英一は、もう一度寝ようか、なんてことを思いながら布団の中でスマホをいじっていた。 そんなことをしていると、眠くなってくるどころか、どうにも目がさえてきてしまい、英一は起き上がることにした。 学校のテストは少し前に終わったばかりで特
2024年7月7日 00:24
トントン、と扉をノックする音。「はーい。」「ほのか、ちょっといいです?」「うん、いいよー。」 ほのかの返事を聞き、クリスは扉を開ける。 勉強でもしていたのであろうか、クリスが部屋に入るとほのかは椅子を回転させ、扉の方を向いていた。「Oh,ごめんなさい。勉強でしたか。」「ううん、大丈夫よ。」「ああ、よかった。」「で、どうしたの?」 ほのかは改めて用事を尋ねる。「ああ、そうです