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ビジネスも夫婦関係もメンテナンスと再構築が大事だよ【おはなし屋なおとのセッションについて②】

何日か前に「連載するゾ〜」という空気を出して放り投げていた「おはなし屋なおとのセッションについて」の続きを書きます。



対話する前の人に対話の価値を伝えるむずかしさ


自分の提供する対話の価値を伝えるのって、めちゃめちゃむずかしくないですか?


対話の世界ってすごく水物だと思うんですよね。その人にしかできない対話、そのクライアントさんとしかできない対話がある。だから面白いし、売れる人は高値で売れる世界なんでしょうけど。


「話せばわかる」だし「話さなければわからない」の世界だと思うんですよ。コーチの商品は対話。だけど対話の良さは対話してみないとわからない。だけどコーチの時間には限りがある。葛藤なんですよね。


だからコーチは情報発信をするのだと思うのです。「話す前からわかってほしい」から、まだ見ぬ「将来のクライアントさん」に自分の魅力を伝えようとする。


そうすれば「あなたの発信を拝見して、対話をさせてもらいたくなりました」と言われて、晴れて「価値ある対話」を「価値があると思う人」に提供して対価を受け取ることができる。


コーチの目指すサクセスストーリーって、ここですよね?「対話の価値を対話する前に理解して欲しい」から発信しているのだと思うのです。


いかにして自分を魅力的に見せるか?の視点がブランディング


ここの「そもそも論」がぶれたらダメなんですよね。発信するのは何のためか。自分の魅力を伝えるため。なぜか。対話の価値を対話する前に感じて欲しいから。


要するに「いかに自分を魅力的に見せるか」っていう勝負なんですよね。これがブランディングという考え方です。自分のどの部分を切り取って、誰にどう見せていくか。


「コーチとして」という前提があるなら、まずはなにより「話を聞いて欲しい」と思われたほうがいいですよね。


でも人によって「話を聞いて欲しい」と思うポイントは違いますから、「誰に」話を聞いて欲しいかを明確にしないと、何をどう見せていいのかわかりませんよね。


だからといって「30代会社員の男性に向けて発信しよう!」ではマトが大きすぎて具体的に何を言えばいいのかが全然見えてきませんね。難しいんですよ、ブランディングをぱちっとはめていくのって。


この記事を読んでくれているあなたにはこれだけ頭に入れて欲しいんです。ブランディングは魔法ではない!


ブランディングは魔法ではない 「視点を持つこと」そのものが大事


「ブランディングしよう」という気持ちは大切。「誰にどう見せていくか」という視点を持つと持たないとでは1年後の発信に天と地の差が生まれます。


ただし、「ブランディングが決まらないから先に進めません」というのは本末転倒です。ブランディングは「だいたいこんなもんかな」とアタリをつけるための考え方であり、完璧にすることを目的としてはいけないのです。


現に僕も現在進行形でブランディングに悩みまくってます。詳しくは昨日の記事を読んで欲しいのですが、ブランディングというものは一度決めれば「これでOK!売れ続けまーす!」というものではありません。


僕たちの考え方が日々刻々と変わるように、ブランディングも変化し続けて当然のものです。「あの時はこれでうまくいったけど今はなんか違うなあ
」はあっていい。


ライフステージの変化と共にビジネスも変わっていかないとおかしい


特に個人でやっていくビジネスは「生活に密接に紐づいたもの」であるべきだというのが僕の考えですので、ライフステージの変化に応じて見せ方が変わっていかない方がおかしいのです。


僕は10ヶ月前に父になりました。先週には引っ越しもしました。僕をずっと見てくれている親しい友人からは「なおとは丸くなったね」とよく言われます。


これだけ生活に変化があればビジネスも変わって当然なのです。逆に「生活が大きく変わったのにビジネスが変わらないこと」の方が不自然です。スクラップアンドビルド。快適に働くにはメンテナンスと再構築が必要です。


再構築の重要性はなにもビジネスに限った話ではありません。身近な例で言うと夫婦関係もそう。子供が生まれると夫婦の関係も変わります。うちもめちゃめちゃすれ違いが多くなりました。




子供ができてすれ違う夫婦の再構築


実際に子育てを父として体験して思ったのですが、命懸けで出産をする妻とその横で「がんばれー!」と脳天気にわーきゃー騒いでいた夫(ぼく)では、子育てに関する「自分ごと度」が違います。


女性は10ヶ月の間自分の胎内で命を育て、命懸けで出産をし、ボロボロの身体はすぐに「子を育むこと」に全勢力を注ぎます。


一方男性が変わるのは「自覚」だけです。僕の「子育てに全力を注いでます」と妻の「子育てしてます」では、桁が3つほど違うのです。僕のことを「イクメン」と思っている人がいるならそれは間違いです。


世の中の男性と比べたら確かに家庭にいる時間は長いですが、そんなの妻の子育てにかけているリソースに比べたらぞうさんとアリくらい差があります。


比べることも失礼なくらいです。高級料亭の黒豚豚カツ御膳と駄菓子屋の「ビックカツ」よりも大きな差です。そもそもの基準値が違う。僕は自覚を持とうと「頑張っている」だけなの…


話がそれました。出産と同時に生物学上「母」になった妻と、自覚だけ「父」になり実際に子供と触れ合いながら少しずつ「この子は僕が育てていくんだァ〜」と呑気に変化していく夫で、2人で暮らしていた頃と同じ関係を継続することはまず不可能なのです。


だから再構築が必要です。夫婦関係も頻繁なメンテナンスが必要だとひしひし感じています。


特に男性側は親になることでの変化が女性に比べて「圧倒的に遅い」し、言葉を選ばずにいうと「生き物としては独身時代と何も変わらん」ですから、妻に対して「子供ができて変わったね」と言ってくるような男はウンチです。


「お前が変わってなさすぎるんだわ」と僕がかわりに伝えておくので、後で電話番号を教えてください。でも男性側の気持ちもわかるのよね。僕もウンチ側の生き物ですので…


とにかく!ビジネスもブランディングも夫婦関係も、定期的なメンテナンスが必要だよという話でした。あれ、全然「僕のセッションについて」になってないな…?まあ、いっか!!


以上、おはなし屋なおとのセッションについて②(?)でした!またね〜!


↓前にやった連載(5万字くらい全部無料で見れます)

クライアント獲得について(連載まとめ)



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