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フリーランスが知っていれば得をすること9選

おはようございます。今日は市が開催する健康診断に行ってきます。「若者健診」ってやつで、なんと1000円で健康診断が受けれちゃいます。フリーになってからつくづく思うのですが、知ってさえいればお得になる制度や利用できる公共サービスってたくさんあります。「独立したら誰も助けてくれないから1人で生きていかなきゃいけない」って思ってた時期もあるんですけど、そんなことないです。今日はせっかくなので、僕がフリーになって「こんな制度もあるんだ」って驚いた『知っているだけで得すること』について話そうかなと思います。9個あります。お好きなのから、どうぞ。


健康診断が1000円で受けれる

これは他の市でやってるかどうかは調べてないのでわかりませんが、市や町が開催している健康診断は健康保険証さえ持っていればお得に受けられる可能性が高いです。フリーランスになると毎年の健康診断とかないので、健康管理も自己責任。僕は毎年市の健康診断を受けて、3年に一回くらいは人間ドックにいくようにしてます。人間ドックも公営のところは割引プランみたいなものがあって、33000円くらいで受けられるキャンペーンの時にいきます。去年は胃カメラが飲めなくて泣いて帰ってきました。


国民健康保険と国民年金は申請を出すと免除や減免を受けられる

これは会社から独立して一番最初にくる「えっ国民健康保険ってこんなに高いの?!」という驚きの回避技というか、健康保険と年金って所得が減ったら免除される場合があるよ、って話です。国民年金は一律で値段が決まっていて国民健康保険は所得に応じて決まるシステムなのですが、所得が減ったら一部免除や全額免除が効く場合があります。

「金がねえから払わねえ」ってすると口座を差し押さえられるくらい大問題になりますが、窓口に行って「退職で所得が減ったんす、どうにかなりませんか(泣)」と言うと「減免申請の書類お出ししますね〜」と言ってもらえます。健康保険も年金もです。(それぞれ部署が違うので注意です)

実際に申請が通るかどうかは出してみないとわからないのですが、退職すると所得が大幅に減るので、何かしらの減免が効く可能性が高いです。フリーランスは手元のお金をどう残すかが命なので、こういうところで出ていくお金を最小限にとどめるって大事ですよね。

あと、国民年金には妊娠出産前後の免除期間もあります。うちは奥さんが出産する前後2ヶ月合計4ヶ月の国民年金の支払いが全額免除になりました。この期間は満額年金を納めたことになって、将来の受け取り分が減ることはありません。6万円くらいですね。これは完全に申請しないと損な制度です。知らないと損をする。とにかく何かあったら国保と年金の窓口へGO。何もなくても窓口に行け。役所に通え。

確定申告の無料相談が受けられる

確定申告が不安なら税務署とかが開催している相談会みたいなものがあります。毎年この時期には開催しているのではないでしょうか。探して見るべし。僕は独立3年めにお金がなくなって税理士さんとの契約ができなくなった年に、税務署の相談室みたいなところに行きました。人が多くてあんまり丁寧って感じじゃなかったけど、質問には答えてもらえました。でもあくまで無料サービスって感じで担当者さんがあんまり優しくなくて、僕は頑張って稼いで税理士さん雇おう、って思いましたね…

子どもの遊び場が無料になる

これは去年の夏市が開催していたキャンペーンなんですけど、こどもの館っていうプレイパークが夏休み限定で無料開放されたことがありました。市内に何ヶ所かあって、娘を連れてぐるぐる回りました。楽しかったです。

引っ越しするとお金がもらえる

これは市とか街によりけりなんですけど、うちの市は移住してくる若者にお金を出してくれる制度があります。僕は東京から北九州に移住したのですが、申請したら16万円くらいもらえました。初期費用をしっかり交渉して押さえていたので、初期費用分丸々タダになったって感じでした。これも知らないともらえません。

ふるさと納税おとく

これはもうだいぶメジャーになりましたが、やっぱりふるさと納税はお得。うちはティッシュやトイレットペーパーなどの日用品を買って、残った枠を鰹のたたきや牛タンにあてるのが毎年の流れです。

NISA・ジュニアNISA

これは投資の制度なので投資をしない人には関係ないかもしれません。NISAという制度は「投資で儲った時の税金を取らないでおいてあげる枠」を毎年国が発行してくれる、みたいなイメージです。なんかややこしいのでやってない人からすれば「うっ…よくわからん…」って感じだと思うんですが、実際に使っている人からすれば「こんなお得な制度使わない理由がわからん」ってくらいの制度です。2024年からは新NISAも始まります。これもやらないと損ですが、そもそも投資って何?ってところから入らないといけないので、ちょっとハードルは高め。でもやっておいて損はないので、気になる人は調べてみては。

事業補助金

これは既に事業を本格的にやっていて確定申告をちゃんとやってる人に限られるんですけど、調べてみれば意外と使える補助金があったりします。僕は税理士さんから「この補助金使えそうなんで申請してみますか?」みたいな連絡があったりして、何回かお世話になりました。補助金をもらうには要件があって、売上がいくら落ちたとか、公的な証明が必要なものも多いです。でも申請するだけで1%でもお金がもらえる可能性があるなら調べてみたほうがいいですよね。

賃貸の初期費用と退去精算

これは公的サービスとかではなくて、知っていれば得をする賃貸を探す時の交渉の話です。家を借りる時というのは初期費用が発生します。敷金礼金、清掃、保険、その他諸々。家を出ていくときも退去精算というものがあります。ここはぶっちゃけ、知っていれば押さえられる費用がいくらでもあります。不動産業者さん、色々盛りすぎなケースも多いです。

先ほどの引っ越し補助金の時も話しましたが、僕は初期費用の交渉をかなりやります。北九州に帰ってきて2LDKの家を借りましたが、初期費用は15万円でした。当初の見積は32万円。今はそこからさらに3LDKの家に引っ越しましたが、初期費用の初回見積は34万円でした。実際に払った金額は17万円です。

知っているだけ、というより交渉が必要な部分にはなってきますが、知らないと交渉できない部分がたくさんあります。2LDKの退去精算金は見積もりで2万円でしたが、メールで交渉して3480円になりました。よく明細を見て見ると「ここが傷ついてるから直すお金もらうよ」って書いてるのに、入居時に撮った写真にもその傷がついてたりするんです。要するに、水増し請求です。

前の入居者さんがとりつけたフックの修繕費用も入ってました。難癖つけてるわけじゃないです。払う必要のないお金はきちんと証拠付きで主張をして、取り下げてもらいました。主張しなかったら取られてたってことです。仲介手数料を安くしてくれる業者さんに頼んで、初期費用は削れるところを全部削って、入居する時に家中の傷の写真を撮って、退去の時の水増し請求に備える。これだけで1引越しで10万円以上浮いてる計算です。

交渉なんで必ずうまくいくってわけではないし、「ギャアギャアいうならお前には貸さない」って言われるケースもあるんですけど、知ってると知らないじゃ天と地の差があるので、ここに入れました。

確定申告をちゃんとやる

ここに関しては知っているだけで得をするというより、確定申告で計上できるものはしっかり計上したほうがいいよねって話です。

具体的には「経費をしっかり入れること」と「控除を抜け漏れなくとること」です。僕が税理士さんを雇っていることの一つに「経費に入れられるものを容赦無く経費に入れるため」というねらいがあります。

1人でやってると「これは経費…?それともプライベート?」っていう線引きが難しいじゃないですか。その都度税理士さんに相談して、「入れられるはずのものを入れてなかった」ってことがないようにしています。

もちろん何でもかんでも経費にするのはNG。第三者のプロから見て「それはその理屈ならOKだよ」というラインを教えてもらうことで、経費計上がだいぶやりやすくなります。あとは控除。ふるさと納税もそうですが、奥さんの配偶者控除であったり、小規模企業共済(自分で退職金を作る制度)、年金や健康保険の支払いも控除になります。生命保険も。

うちは奥さんに所得がないので、年金や健康保険も合算して僕払うことで控除額を増やしています。年金は前払いや過去の未納分をまとめて払うと払った年の控除になるので、利益が出た時にまとめてドーン!と払うと控除が増えて課税所得が下がります。

小技として、所得が低い時は減免などを通せるだけ通して、儲かった時に振り返り支払いすると、将来受け取る年金を減らすことなく効率的に節税できたりします。こんなこと知らないとできないことですよね。僕も知りませんでした。

プロに相談するとお金もかかりますが、僕は税理士さんにかけたお金以上に節税効果や教えてもらったおかげで申請できた補助金などでプラスになっているので、確定申告はちゃんとやったほうがいいと思ってます。勉強するのだるいけど、一度学んでしまえば効果はずっと続くので、費用対効果が高い学びだと思います。

あと、個人で確定申告することは会計ソフトを使えば難しくない時代になりましたが、簿記の知識が何もない状態で会計ソフト頼りで入力すると実際の帳簿がめちゃめちゃになって、青色申告の意味を成してない場合もあります。節税効果云々の前に会計の知識がある人に見てもらったほうがいいと思いますよ。素人にはわかんない部分なので…

何はともあれ

ここまで9個の「知っていれば得をすること」を紹介しました。自分の記憶を頼りに書いているので間違っている部分があればごめんなさい。

実際に僕はフリーになって色々自分で勉強するようになって、「知っているだけで得をすることがこんなにあるんだ」ってびっくりしています。だから今日の話で気になったことがあれば、自分で調べてみてください。「知っているだけで得をする」と言いましたが、本当は知っているだけでは得しません。知って行動しないと、申請しないと、得できません。この記事が誰かの『知るきっかけ』になれば嬉しいです。

最後に元も子もないこと言うんですけど、今日僕が紹介した9個の「知ってるだけで得をすること」を血眼で調べて時間を使うくらいなら、自分のビジネスでもっと売上が出るように働いたほうが、ぶっちゃけ一番お得だと思います。

自分のためにはたらけ。以上。

最後まで読んだらスキ・コメントください。僕は専門家ではないので、この記事の内容についての責任は一切取りません。よろしく。

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