うどんを食べて登り下り 高松・讃岐うどん"食べ歩き"サイクリング
美味しいうどんが食べたい!
ということで、8月に高松でうどんを食べて坂を登ったり下ったりしてきた話です。
実はこのときの旅行の目的地は香川県・小豆島だったんですが、行き方に悩んでいたんですよね。本州側・高松側で複数の行き方があってどうしようかと。
新幹線で岡山経由も考えたんですが、「どうせならうどんの聖地・高松でうどんを食べよう」と思い立って考えたのがこのルートでした。
高松空港に降り立ったらめぼしいうどん屋さんをめぐりつつ徐々に北上、景勝地・五色台をヒルクライムしたら市街へ下って港へ至る感じ。60kmちょいで約1000mアップと、讃岐うどんよろしくコシが強いですね。
1.(1軒目)高松空港至近! 岡製麺所
羽田から約1時間半、高松空港に到着です。きれいな夏晴れで気温は酷暑一歩手前といった感じ。忘れずにボトルを水で満タンにして出発します。
高松空港自体が高台というか山の方にあるおかげで、駐車場のあたりから高松市街と瀬戸内海を一望できました。いい眺め。
空港近くの道も自然と坂ばかり。しょっぱなからこれは辛い。
ということで坂を越えて1軒目のうどん屋さん、岡製麺所さんです。お昼時間帯前だったこともあって並ばずに入れました。ラッキー。
高松のうどん店はいくつかスタイルがあるそうで、「製麺所方式」とか「セルフ方式」とか言われていますが総じて「お客さんが自分でやる」パートが多いように思います。まあ迷ったら店員さんい聞けばいいですね。
こちらの岡製麺所さんでは注文は席で受けてもらえて、揚げ物などは自分で取って会計する形でした。高松上陸初うどんなので無難に?かぼちゃ天を1つゲット。
夏の暑い中ですが、まずはオーソドックスにいこうと思いかけうどん。
少し濃いめの出汁とコシの強いうどんはイメージ通りの讃岐うどんという感じです。うまいうまい。
2.(2軒目)手打ちうどん田村、まさの臨時休業
かけうどんを瞬殺したら、再び炎天下へ。
四国4県は「四国一周ルート」の名前でサイクリングルートを整備しているので、写真のようなブルーラインがそこかしこにありました。ありがたい。
県道17号を走って北上、2軒目のうどん店を目指します。
まさかの臨時休業。
昆布が効いた出汁と卵がウリと聞いていたんですが……残念すぎる。気を取り直して針路をさらに北へ。
3.(3軒目)悲しみのソフトクリーム がもううどん
綾川の脇を抜けて、国道11号を渡ります。高松と丸亀、ひいては瀬戸大橋方面を結ぶ国道だけあってかなりの交通量。もし何かあって四国を東西方向に走るなら、国道11号は避けた方が良いかも……と感じます。
そして3軒目、がもううどんさんに到着。こちらは食べログのうどん店ランキングで全国1位を取ったこともある人気店なんだそうです。
まさかの、目の前で「本日の営業終了」。
崩れ落ちる俺。
営業終了時間ギリギリのタイミングだったので「危ないかな」とは思っていたんですが、麺が売り切れたんだそうです。悲しすぎる……。
仕方ないので駐車場の一角にあった「おみやげがもう」でソフトクリームをいただきます。白くてうねうねしてるし、うどんの代わりに最適。
ちなみにこちらのお店ではお土産・持ち帰り用のうどんを販売していました。さすがに自転車で担いで走るわけにもいかないので買いませんでしたが、こういうの便利でいいですね。
4.(4軒目)坂出丸亀バイパス近く 山下うどん
アテにしていたお店を2軒連続で逃したのでどうしようかと思ってふらふら走り出したところ、すぐ目の前に「うどん」の大きな看板が。さすが香川県、とんでもないうどん店密度です。何も考えずに突撃。
4軒目は山下饂飩さん。こちらはカウンターでうどんを注文して受け取ったあと、トッピング類を自分で取って、食べ終わってから最後にお会計をするパターンでした。
美味しそうだった、あげときす天をゲット。
暑い中を走ってきただけに冷たいうどんがたまりません。いりことかつおが効いたお出汁も最高。1玉で注文しましたが、麺の量は結構多めでした。
退店時、お店近くで猫2匹がたわむれてました。ほのぼの。
5.(5軒目)山登り前のエネルギー補給 さぬき麺匠 はま弥
少しづつ食べているとはいえ、そろそろお腹もいっぱいです。とりあえずの目的地にしていた五色台も近いので、最後のうどんを食べるべくお店をさがします。
県道161号、五色台のトンネルへ向かう道の途中にあったロードサイド風のうどん屋さんを発見。入ってみることにしました。
こちらは席でうどんを注文、副菜系はレジ横で自分で取るスタイルでした
おでんも少し心惹かれましたが、だいぶ暑さにやられていたので回避。夏以外の季節に来た時食べたいですね……。
一気にぜんぶのトッピングをどん。レモンがいい仕事してます。
麺の量も多めで、シメに食べるにはちょうどよかったかもしれません。
6.五色台ヒルクライムと瀬戸内の絶景
ここまでサイクリングらしいことをやっていませんでしたが、うどんも食べ終わったので本格的に走ります。五色台スカイラインまでひたすら坂を登っていきます。
びっくりするほど斜度がきつい。ただでさえ暑い上にうどんでお腹いっぱいの状態でこれはつらい。
西側に向かって視界が開けているところでは、景色がめちゃくちゃ良いのが救いです。瀬戸大橋方面が一望できます。まあ概ねそれどころじゃないんですが……。
斜面を利用して柑橘類も多く育てられてますね。さすが瀬戸内。
ちょうど五色台スカイラインがはじまるあたりにぽつんと商店がありました。どうもお遍路さんの「知る人ぞ知る」お店らしく、中のテーブル席で食事もできるようです。
お腹がいっぱいなので飲み物だけ補充。コーラがおいしい。
五色台スカイラインに入ってからはほぼ下り基調、森と時折見える瀬戸内海の景色を見ながら快走していきます。
瀬戸内ブルー。
事実上の五色台スカイラインの終着点、大崎鼻に到着。なんのことはない岬の突端部で、簡易な駐車場があるだけの場所です。
でも景色は最高。手前に見えるのが小槌島、奥に見えるのが大槌島。そのさらに向こう側に広がるのが本州・岡山側です。
こうやって見ると瀬戸内海って本当に狭いんですね。
7.高松築港・ゴール到着
瀬戸内海にひとしきり感動したあとは、県道16号を高松方面へ。この道を何も考えずにひたすら走れば目的地である高松築港にたどり着けます。
四国一周ルートでもあるらしい。こんな海岸近くが規定ルートなのね……。
ゆるゆる走って高松港に到着!おつかれさまでしたー。
この後は、この日の目的地である小豆島に渡って夕焼けサイクリングを楽しんだんですが、それはまた別の記事で。
思いつきでルートを組んで、その場で適当に修正しつつ走った割には大満足のうどん食べ歩きサイクリングでした。
5軒めぐって食べられたのは実質3軒だけでしたが、お腹の具合的にはちょうどよかったと思います。(小玉・少量うどんだけを狙って食べればもう少しいけたかも)
なにより、高松もサイクリングウェルカムだと実感できたのはよかったです。四国一周1000kmサイクリング……はちょっと挑戦する気になれませんが、瀬戸内海沿いを徳島→高松へ走るとか楽しそうだなと思いました。
記事を気に入っていただけたら、ぜひ ♡ スキ・シェアをお願いします