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2020年の我が家に起きた騒動を書く#3

ーーーつづきーーー

2020年の我が家に起きた騒動を書く#2のつづきです


それを言っちゃ~おしまいよ!

2019年12月30日
母、妹夫婦、夫、私の5人で夕食をすませた後母は疲れたと早くに就寝
残った4人は飲みながらあれこれとお喋りをしていた
そうこうしているうちに娘が帰宅、友だちと食事は済ませたと言いつつも
テーブルの上のものをつまみながら会話に入ってきた

最初のうちは他愛のない話をしていたが、みな気になるのは娘の話題で
どんな流れでそうなったのかは覚えていないけれど
たぶん私が、まだちゃんと家族会議も出来ていないから的なことを言って
それに対し娘が話をしようとしたけどみたいな感じの事を言って
夫が聞いたけどちゃんと答えなかったって感じで返して
娘がそれはそっちがどうのこうの・・・
夫がいやいやそうじゃないだろう・・・
と、徐々に夫と娘の言い合いに発展
私も妹夫婦も何とか止めようとするがどんどんエスカレートして
ついに夫の口からダメ押しの一言が放たれてしまった

ああ! 出てけ 出てけ 勝手にしろ

チーーーン

まるでどこかで見たテレビドラマみたいな展開

娘がバタバタバタガチャ、バターーーン!!!(玄関から飛び出していく)
必死で止めようと追いかける私
憮然とする夫
唖然とする妹夫婦

我が家は少し小高い場所にある静かな住宅街の中にある
幹線道路からも距離があるので夜になると車もほとんど通らない
もう最終バスの時間も過ぎている
真冬の夜、家々は雨戸を閉ざし住宅街を照らすのは外灯の明かりだけだ
そんな中いったいどこへ行くつもりなのか・・・

追いかけて外に出たが娘の姿は見当たらない
近所を少し歩いてみたが見つからない
仕方がないのでLINEを送った

どこに居るの?
もうバスもないし、寒いし、家に戻りなよ
ババ(私の母のこと)も心配するよ

何通か送ってみたが返事はこない

家に戻り夫に いくらなんでも あれは言っちゃダメだよ 
と言ったが なんだか もうそれ以上アレコレ言う気力は起きなかった

30分くらい経ったころだろうか
玄関のドアが開く音がして 娘の足音はそのまま2階に消えた
LINEで 寒くないの? お風呂入れば? と送ると
もう寝る とだけ返事がきた

その後 夫とも話をしたのだが
あちらを立てればこちらが立たずのような感じで
間に入っていろいろ治めようとすることが少し辛かった

そして翌12月31日から1月2日の間
その時寝ていた母はもちろん
夫も私も娘も妹夫婦もその事に触れずに
いつもの年末年始を過ごしたのだった

置き手紙

2020年1月3日
娘がもう東京にいないと分かった後
もう一度娘の部屋へ行くと机の上に何かがあることに気づいた

書き置きだった

探さないでください

とは書いていなかった さすがにそこまでテレビドラマではない

いや 事実は小説より奇なり なのか
横書きのレポート用紙1枚に自分の意志で家を出る事に決めたことが
細かい文字でびっしりと書かれていた

LINEの返信が途絶え 既読もつかない

しばらくして夫が起きてきた
娘がもう東京に居ないと話 置き手紙を見せた
夫がその時どう思ったのか 本当の気持ちは夫にしかわからないので
私がどう見えたかということは書かないでおく

娘に 出ていけ と言ってしまって
本当に 出て行ってしまった という現実

いつか 夫の真の気持ちを聞いてみたい

その後も娘とのLINEは
こちらが何通か送ると返事が来ていた
夕方に彼の家へ行くことになっている とのことだった

夕方以降LINEを入れても返事がなく、夜遅くなってから
さすがに彼の親の前で携帯は見れないし といった返事がきた

しかし 翌日から LINEを入れても 既読がつかなくなってしまった

何通送っても既読がつかず 電話にも出ない

どうしたというのだろうか

彼の家に行って親に会うまでは連絡がとれていたのに

突然途絶えたLINEに 

私の妄想は悪い方悪い方へと膨らんでいった


ーーーつづくーーー






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