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僕らの話

久々の再会は小さな液晶越し、それでも近くに感じて嬉しい。

『聞こえてる?』
『うん、聞こえる』

他愛ない話からこれまでの思い出を振り返って笑い合う中、不意に君が小さく鼻を啜る。
躊躇いがちに名前を呼ぶと顔を上げた君が平然と笑うから、僕も飲み込んだ。
もう少し話そう、今度はこれからの話を。

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