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「安楽死」の賛否について

最近、「安楽死」のニュースを見ました。
された方は半身不随で慢性的な痛みもあり、生きているのが非常に辛い状況のようでした。

安楽死について賛否両論あると思いますが、
私は安楽死は1つのツールで、それ自体には良い、悪いとかはなく、その使い方に良かった悪かったの結果がついてくるのではと思います。
ツールとしては、小規模で殺傷能力がある点で拳銃に近いイメージを感じます。拳銃は無い方が治安は良くなると思いますが、拳銃もそれ自体が悪いのではない、悪い使い方をすると良くないという事だと思います。

賛否の最終判断は人道的かどうかになると思います。
わたしたちの一般的な考えでは、どんな状況であれ、殺人が最も非人道的という考えがある為、安楽死も非人道的だという判断になると思いますが、希望がない状態の中で生かされ続ける事もかなり非人道的なのではないかと思います。

ただ、いずれにせよそのような状態に追い込まれた場合、どちらの選択にしても希望が無い事には変わりなく、根本的にはそのような状態をなるべく作らないような未然対策をする事が必要なのかもしれませんし、
安楽死が法律的に可能となると、それを悪用した犯罪が増える事を考えると、導入するのはかなりリスクがある選択かもしれません。

なにを言いたかったかと言うと、死ぬ事と同等以上に辛い状態があるのではないかという事と、わたしたちは気づかないうちにツールについての賛否を述べてしまっている場合があり、そのような場合は、ツールよりも使い方の方に視点を向けた方が良いと思う事です。

最後までお読みになっていただきありがとうございました。

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