見出し画像

いまいる場所で輝け、アラサー

春夏物のお洋服たちは、お預かりサービスのあるクリーニングに出して、間もなく半年と少しが経つ。

半年前のわたし、何を血迷ったか、お戻し日を来週5/14に設定していた。

ええ、それはもう。絶賛困り中だ。
1か月以上前から、春夏物を欲している。
仕事のジャケットは暑苦しい色のままだし、お出かけするにも、お気に入りはみんなお預かりしてもらい中。

そんなにお気に入りじゃない2軍のお洋服でお出かけするには、すこしもったいない、すてきなGWだった。

お戻し日を早めればいいじゃないかって?
ははは、できるならとっくにやってるよ。
1500円もかかるんだよ。


10年暮らした場所へ

久しぶりに平和なGW。
学生時代から10年間暮らした都市へ、久しぶりに行ってきた。

わたしが住んでいた頃から行っていた、駅前の大規模工事が着々と進んでいたり、かと思えば全く変わらないコンビニやラーメン屋さんがあったり。

元職場に顔を出したら、会いたかった人が多すぎて、いちいち泣きそうになったり。
大尊敬していた上司が忙しい合間を縫って走って会いに来てくれたり。
彼は45歳なのに、おじいさんのような優しい目でわたしを見つめたり。

ああ、わたしはここに暮らして働いていたんだ。
笑って、怒って、泣いて、騒いで、いつの間にか結構おとなになって、いまは全く違う場所にいるんだ。

全部自分で選んだことなのに。


ひらたく言うと、エモすぎて戻りたくなった。


わたしには故郷が2つある

10年暮らした都市を離れて地元に戻ってきたのは数年前。

それまで、わたしはいつもいつも、地元である「いまいる場所」で暮らすことを夢見ていた。
夢が叶ったのに、なぜかこんなにもエモくなっちゃっている。

夢を叶えて気が付いたけど、わたしにはどちらの生活も、かけがえのない大切なものだった。

どちらの場所にも、大切なひとがいて、落ち着く場所があり、会いたいひとがいる。

選ぶことは、できないのだ。

わたしには、故郷と呼べる街が2つもあって、それはすこし、ラッキーなこと。

肝心なのは、いまいる場所で生きること。
しあわせの度合いを、他人や環境に依存させてはいけない。
自分がいまいる場所が、いちばんしあわせになるように生きることだ。

久しぶりに第2の故郷へ戻り、ひとしきりエモくなって辿り着いた境地。
金もないのに、勢いに任せてもう一度引っ越さなくてよかった。


エモをひきずってて、ぜんぜん面白いことを言うことはできないけれど。
いまいる場所で輝け、アラサー。

この記事が参加している募集

ふるさとを語ろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?