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NY発 あがく女たちの本音

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NYで出会った、たくましくて、もろくて、幸せで、切ない女性たちのストーリー。
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2016年2月の記事一覧

占いと恋愛偏差値

占いと恋愛偏差値

女の占い好きと恋愛偏差値の程度は無関係だけれど、恋愛偏差値が低く、かつ占いが好きな女はやっかいだ。

この恋愛偏差値とは、『どれだけモテるか』とか『どれほどの良い男と付き合っているか』ではなく、『いかに一人の相手としっかり向き合ったことがあるか』によって判定される。

そして、ニューヨークには、恋愛偏差値が低い女が驚くほど多いのだ。

アラフォーシングルの友人もその一人。

某アイビーリーグのビジ

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『産むか否か』の問いから逃れられない女

『産むか否か』の問いから逃れられない女

知人で、50歳を過ぎても、『子供を産むべきか否か』という、女につきまとう人生の問いから解き放たれていないひとがいる。

彼女はかつてブロードウェイでダンサーをしていて、30後半でミリオネアの男性と結婚。数年間不妊治療を続けて、何度も体外受精をしたのだけど、結局授からず。彼女いわく、元ご主人の方に問題があったらしい。

あろうことか、その間に、元ご主人が売春婦を自宅に連れ込んでいたことが発覚。1年近

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女はみんな重いけど。「イタさ度診断」付き。

女はみんな重いけど。「イタさ度診断」付き。

女は重い。

特に生理痛が酷い女ほどその傾向が強まる

というのは私の勝手な持論であるが、事実、これまで、「軽い女」というものに出会ったことがない。

重量の基準となっているのは、男側との対比からであるが、女の方が恋愛についてあれこれ考えすぎる...というのはホルモンの作用から発生するやむを得ない事柄ではないかと思う。

NYで、自立して格好良く生きている風の女であってもそれは同様である。

例え

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結婚10年目の結論: 結婚は誰としても同じである

結婚10年目の結論: 結婚は誰としても同じである

私の夫は、働き者で、性格も良くて、背も高い。

一方で、エリートでもないし、これといった野心もなく、知的な会話がそれほど得意ではない。

それでも27歳で結婚した時、私の家族ー両親はもとより妹までもーは

「よくこの娘(姉)をもらってくれた」「なんてありがたいことだ」

と夫を神のようにまつりたてて、あからさまに肩の荷を降ろした。

それを見て

「何言っちゃってるの?私の方が結婚してあげたんです

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信頼を与えるか刺激を与えるか。それが女の立ち位置を決める。

信頼を与えるか刺激を与えるか。それが女の立ち位置を決める。

「彼の奥さんは高校時代の恋人でね、今ではすっごい太ってて、ただのおばさんだけど、彼は絶対離婚しないわよ」

NYで金も地位もある男というのは、高校・大学時代の同級生と結婚しているケースが多い。それゆえ、残った男たちを巡って、世界中から集まった女たちが結婚へのバトルを繰り広げる。

なぜ彼らは、「ハイスクールスイートハート・高校時代の恋人」と結婚するのだろう?

ずっと不思議に思っていたのだけど、先

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