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【小説?自伝?】ひきこもりの手記 (MMM)
殺人教唆を含むせいか kindleに繰り返し登録されては削除されてる謎の本「ひきこもりの手記」。
虐待やイジメを経て病んだ殺人鬼による偏執狂的ダークな手記。
酒鬼薔薇を想起させる前書き、高圧的だったり拙かったりドストエフスキー風だったり分裂気味な本文と匂い立つ様な瘴気が凄まじい。
流石、早くも令和の奇書として名が上がるだけあって難解で癖も強い。
もしこれが本当に著者の半生だとしたら凄まじくむごくも生きづらい。
作者もわかった上で理解不能なことを書いている程なので、論理は破綻し支離滅裂で不安定。
何が嘘で真実なのか、何が夢で現実なのか分からない
ぶくぶくと煮詰めて肥大化した妄想。
出てくる全ての登場人物が夢幻のよう。
エヴァで例えるとずっとレリエルの中にいるみたいな状態(TV版第拾六話)
ムーンライトシンドロームもビックリ。
若い時に読んでいたら、なにか感化されていたかもしれない。
実に危うい。
私的に読書はドライブみたいなモノだと思っているのだけれど、コレに関してはドライブを拒否して助手席で吐く一歩手前でうずくまりずーっと座っている様な感じ。
肯定的で前向きだろうと思ったら大間違いの勘違い。
後ろ向きで仄暗い。
共感なんてされないし望んでもいない。
何もかもが狂っている世の中に生きている違和感と嫌悪感。
自分自身がその世の中でまともに立っていられないと言う絶望感。
そんな世の中で生きていられるという奇跡。
最後の方の主張で今までの違和感がなくなり点と点が結びついて、得心がいく様な気がしないでもないが、あいも変わらず虚実ないまぜまみれな文書のお陰で、その回答は断定できない。
希望があるのかないのかよくわかんねなぁ畜生。
#読書 #読書記録 #読了 #小説 #読書感想文 #読書好きな人と繋がりたい #kindle #MMM
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