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今日の詩

紅美人

林檎の花

私は毎日花を切るお仕事をしています。
イメージは、6枚ある花をカットして1枚だけ残す感じ。
綺麗なのに最初は勿体なくてなかなか手が進まなかったが、今ではザクザクカットしている。(成長)

1枚だけ残すことで、栄養が集中するので美味しいりんご様ができるということらしい。5枚分の栄養を貰っちゃうんだからなんて欲張りなりんご様なんだ...選ばれし者だけが生き残れる世界。とてもシビアな世界だ。うぅ

その春の林檎花選抜のカギを握っているのが私という...
林檎達にとっては何としても林檎になる為、選抜に選ばれたいと思っているのだろう...そんな気持ちを抱きつつ、毎日暑さ寒さに耐えてお仕事をしてます。

毎日関わる林檎の花と木を詩に残した。

これは桜です!と桜を知らない人に見せても信じてしまうくらい美しくて綺麗な花を咲かせる。好きな果物ランキングで上位に林檎はいそうなのに、花の時からサラブレッドとは...頭が上がらない。
風が吹くと、花びらが綺麗に舞う。

林檎の詩をかいたとき、秋が待ち遠しくなった。

林檎が成長した姿でまた出会えることを楽しみにして。
親心を抱いてしまった。

毎年何気なくスーパーで見ていた林檎が、特別な林檎になることは間違いないのだ。

きっと、足を止めて 長野の林檎達を思い出すのだろう。

大きな脚立に乗って花を選抜しているわたくし
おともだち


自然のいい匂いがする須坂の林檎畑

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