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考えたこと

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2023年7月の記事一覧

虚構的な遊び

人を「愛する」には、相手からも「愛される」ことが必要だ。しかし、アイドルから、ファンが愛されることはないから、ファンがアイドルを愛してしまったら、自我は崩壊してしまう。だから、ファンはアイドルを「推す」。

自らの理想や願望が「人形(ひとがた)」になったもの(=アイドル)を、ファンは主体的に選びとり、愛情を注ぐ。その姿を見て声や歌を聴き、言葉に触れるとき、内から湧き上がってくる愛情は、どこまでも一

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Twitterサークルの機能がなくなったようだ。好きを語るのを推しに見られたくないという奥ゆかしさや、そのアカウントの「人」が見えてくる日常寄りの呟きに触れられるのは、なかなか楽しかったけれども。結局、私はこの機能を一度も使わずに終わった。

書くことについて

こうしてnoteを書くほどに、笑われて、馬鹿だと思われて、評判を落としているのかもしれない。

それでも、自分の内にある「ものさし」に従って、自分の考えや思いを言葉で拾い上げ、外に問うてみたいという気持ちの方が強い。

失敗して、嘲笑され、馬鹿だと思われ、悪い評判を流されることよりも、自分の内側にあるものを抱え込んだまま死んでいくことの方が、残念なことのように感じている。

明日はどうなるやらわか

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距離感の話

お笑いを見始めた4年ほど前に、一番驚いたのは、芸人さんとファンの物理的な距離の近さである。10年以上ハロプロのヲタクとして、神を崇めるような生活を送ってきた私にとってはあまりに異文化であった。

私にとって、落ちた当時、阿佐ヶ谷姉妹さんは、ハロプロの子と同等に「アイドル」であり、神として崇めるような存在であったのだけれども、どうやら、多くのお笑い芸人とファンの関係性は、そういうものではないようだっ

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感情に過剰反応しないことについて

身に覚えのないことを一方的に触れ回られたとしたら、普通は「私はそんなことは言っていない。していない。それは事実とは違う。」と、同じように触れて回りたくなるものだと思う。

でも、私の好きな芸人さんたちは、そんな怒りや憤りといった感情に振り回されることがない。きっと、その状況を冷静に観察し、その悪い噂を口にした人の心や状態、そして、自分にその攻撃が向けられた理由を見定める。彼女たちの語りからは、そん

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