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東京2020オリンピック【柔道】

始まる前から外野では賛否両論あった大会でしたが、

それはさておき、

私の感想や想いを競技ごとにお話したいと思います。


今回は柔道についてお話します。

柔道日本代表選手たちは

私が何も言う必要はないかと思います。

多くの人が観戦、またはハイライトを観たと思います。

男子、7階級中5階級で金メダル。

女子、7階級中4階級で金メダル。銀メダル1、銅メダル1

さらに新設された団体の混合でも銀メダル


素晴らしい結果すぎて、何をお話すれば良いのかと考えたのですが、

多くを観戦した中で、特に印象に残った選手のお話をします。


女子57kg級の芳田選手

予選の動きや身体のキレを観ていて、

”この人本当に強いな、まあ間違いなく金メダルだろうな”

と、思っていました。


しかし、結果は銅メダル。

柔道コーチである友人に負けると思わなかったー、

と伝えると、重い一言。


”いやホント絶対勝つと思ってましたが

これがあるから柔道は怖いんですよ。” と。


スポーツには絶対はないですね。

柔道という競技、

どうしても日本では武道、という捉え方です。

だからカッコいいのですけど。


時として、

海外では、スポーツとして得点を重ねる種目として捉えられてもいます。


海外で柔道を指導している人を何人か知っているのですが、

彼らはほぼ全員、

日本の武道の精神等を伝えています

それが当然なのかもしれません。

そこから今回の日本のような素晴らしい結果がうまれたのも事実でしょう。


なかなか柔道とJUDOの違いを説明するのは難しいのですが、

そこをつきつめて練習していき、

さらに柔道JUDOの普及・振興が進めば良いなと思います。


更に、今回のオリンピック柔道では、

マラウィ女子柔道代表のハリエット選手のコーチとして、

友人がコーチボックスに入りました。


おめでとう(*^^*) マラウィ柔道もしっかり進んでいけば良いな。


ケニアの柔道選手は、

私がケニアに在住時に会った選手ではないですが、

それでも、ケニアも柔道が続いているんだと

恩人のシニアの2名もうれしく思っているはずです。

私もとてもうれしいです


そして、日本柔道代表監督の井上康生先生。


ミャンマーでお会いして

少しお話をさせていただきました。

握手をさせていただいて感じたのは、

握手なのに、足腰がとても重いと感じるものでした。

手は厚みというより重みのある手でした。

そんな井上康生先生のお話や涙に

テレビの前で私も何回か泣いてしまいました。


選手としてもカッコ良かったけど、

監督としてもカッコ良い。


私も井上康生先生のような素晴らしい人間を目指したいです


最後に、柔道で唯一残念だったお話です。

私が関わっているミャンマーのスポーツ。


今回、柔道の選手も一人出場予定でした。

しかし、直前の新型コロナ感染により、

来日出来ず、出場辞退でした…。


日々必死に練習してきた選手たちで

新型コロナにより出場できなかった選手には

なんて声をかければ良いのか、私にはわかりません。


又頑張ろう? 次を目指して? 残念だけど? 

どれも的を得てません。

でも、それでも、

前を向いて人生を歩まなければなりません。


そんな彼らの何かしら少しだけでも支え、助けになれたら、と考えています。





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