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『業者』ではなく、『パートナー』

さて、突然ですが
私たちが取り扱っている結婚式について質問です。
皆さんは1組の結婚式を成功させるのに、
どれだけたくさんの方々が関わっていると思いますか。

お花屋さん、カメラマン、司会者さん、引出物屋さん、調理場さん、
サービスマン、数えたらキリがないくらいの方々が関わり、
その方々のお力添えのお陰で、我々の事業は成り立っているのです。

しかし、たまに会話の中で、
そういう結婚式を共に創り上げて下さっている方々のことを
『業者さん』とか『業者』と呼んでる声を耳にします。
私にとっては、非常に悲しいことです。

では、そもそも『業者』と『パートナー』の違いは
どこにあるのでしょうか?

あくまでも私の主観ですが、
『業者』という言葉は
少し相手を下に見た意味で使われていると感じてしまいます。
私の知り合いの映像制作会社の友人も、
『業者と呼ばれると、イラッとする』と言ってました。
それは、業者という言葉には「コマ扱い」の感じがあるからだと思います。

下に見る関係にあるのが「業者」、対等な関係にあるのが「パートナー」

私が思う、業者とパートナーの違いはというと、
『シナジー(相乗効果)』がどれくらい生まれるかが私なりの定義です。

シナジー(相乗効果)が小さいのが『業者』で、
大きいのが『パートナー』です。

例えば、
「この仕事はできない。難しい。だから、外注しよう。」というのが業者。
そこに シナジー(相乗効果)はあまりなく、
仕事の一部をただ依頼しただけです。

一方で、『パートナー』というのは、
同じ目標に向かって共に進んでいくイメージです。
そのためには、お互いの目標や性格、
スキルなどを理解し合うことが大事になります。

その上で、最も重要なのは
お互いにリスクを取って、成功したら一緒に喜びを分かち合う。
そして悔しさも悲しさも共に分かち合える関係性を築くことが、
何よりも重要だと考えます。

その為に、現場で我々が一人一人
大切にしていること、行動に移していることは

『とにかく、パートナーさんをもてなすこと』

これに尽きます。

例えば、結婚式の現場には
毎日のようにお客様の大切な引出物や引菓子等を
汗を拭いながら届けてくれる、宅急便のお兄さんが来ます。

皆さんは、そういった宅急便のお兄さんに対して
どういう対応してますか?

お兄さんの方も見ず、
「ありがとうございます。そこに置いといてください。」
「○○さん、サインしといて。」と、業務の傍らで
ついで仕事として、そっけなくお兄さんを扱ってませんか?

「ありがとうございます。よかったらどうぞ!」って
お水の1杯でも出して差し上げるおもてなしができるプランナーに、
僕だったら、担当してもらいたいと思います。

『業者』ではなく、『パートナー』。
我々は『おもてなしの達人』であることを常に心がけています。

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