トロント最高の意思が教える 世界最新の太らないカラダl管理栄養士の読書

世界最新の太らないカラダ

□世界最新の太らないカラダ/ジェイソン・ファン/サンマーク出版

□3つのエピソード
1.なぜ肥満が増えているのか
ダイエットなど肥満に対する研究が進んでいる中、なぜ肥満が増えているのか。その根本的な要因は「本当に痩せるための具体策」が出されていないから。
多くの医師などはカロリーを減らせば体重は減ると信じている。
しかし、カロリー制限を続けながら、カロリー制限の商品なども多く出る中で50年以上肥満は続いている。結局カロリーが体重減少にはつながらない。

2.太る要因はインスリン値
太る原因は、カロリーではない。
主な原因はインスリン値の高さ。
インスリンが体重の設定値を調節していると考えられている。
インスリンが高くなると、視床下部が太れとホルモン信号を出してしまう。

糖尿病患者が痩せないのは、インスリン注射をして、高インスリン状態を続けているため。その中でカロリーを減らしても何も意味がない。

3.子どもの肥満
子どもの肥満は1977年~2000年にかけて6~11歳では7%から15.3%まで。
12~19歳では5%から15.5%と3倍以上も増えている。この要因は、妊娠期の暴食により、子宮の中が高インスリン状態になる。
この結果、子どもも太りやすくなる。
インスリンを上げないことを意識した食事を行う。

□マイエピソード
管理栄養士として、わたしも4年間カロリー重視での栄養学、栄養指導を学んでいた。
摂取カロリーより消費カロリーが多ければ痩せる。
その逆ならば太る。
でも、それは大きな間違えだった。
同じカロリーでも血糖値の上がり方は精製度の違いによって大きく違う。
同じような食べ方。むしろ以前より食べていても、精製度を上げた食事にしたら、太るということがまったくなくなった。
カロリー神話から抜け出し、本当の痩せる方法をぜひこの本を読んで多くの方に知って頂きたい。

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