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長期投資で成功する!

こんにちは。

不労所得でまったり生活がしたい!投資好き会社員「ぬるま湯ぱんだ🐼」です。

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今回はジュレミー・シーゲルさんの
株式投資 長期投資で成功する完全ガイド
を読んだので、まとめと感想を書いていきたいと思います。

~結論~

【20年以上非課税で投資できる積み立てNISAやiDeCoに、全世界株式を積み立て投資する。】

結論だけを見ると、多くのサイトや記事で書かれているものと同じ結果になりました。
では、なぜこの結論に至ったのかをジュレミー・シーゲルさんの本からまとめていきます。

「・過去200年間米国株の複利の実質利回りは継続的に約7%を記録
・政治的、経済的危機は投資家を市場から遠ざけ、下落を招くこともあるがは経済成長をもたらすファンダメンタルさえしっかりしていれば長期的には株価は回復する」

2022年5月現在株価は高値から-20%と大きく下落しています。
しかし、20年ほどの長期投資の場合平均して慣らすと7%ほどの利回りになっています。一昨年と昨年の利回りを考えるとこれほどの下落があることは自然のような気がします。今はインフレにより下落していますが、インフレが落ち着けば回復するように思えるので我慢の時期だと思います。

「・過去において株式の利回りが最も高水準だったのは投資家が企業の収益の見通しを悲観し、必要以上に弱気になっていた経済危機の時だった。
下落相場は短期的には大きな損害をもたらすが、若い世代や長期投資家がより安く株式を購入できるチャンスでもある。」

今はFear & Greed Index が6など低い値なので必要以上に弱気になっている時です。PERも17と平均の値まで下がっています。
長期投資の場合安く購入できるチャンスといえると思います。

・ウォール街では小型株から大型株へ、割安株から成長株へと、その時々の流行の投資スタイルを追い求める風潮がある。
平均的な投資家ができる最良の方法はあらゆるセクターへの分散投資である。流行のスタイルをまねて投資対象を次から次へと変えるのは、困難なだけでなくコストがかかる。
あるセクターの株価が極端に上昇した場合はそのセクターへの投資を減らすことで利回りを上昇させることができる。
・1974年ニフティ・フィフティ株が暴落した後、PER30以上の会社はどれほど利益成長が期待できる企業でも買わないと誓った。しかしこの結論は間違っていた。1990年から2000年にかけてのITバブルで真の成長株の株価はどんなに上昇しても高すぎることはないと信じるようになった。
2000年になるとハイテク株のPERは30年前のニフティ・フィフティの倍以上に達した。適正とは言えない水準だったのでその後の下落は必然だった。

コロナ過ではドットコムバブルと同じようにハイテク株が大きく上昇しました。また同じように今回も適正とは言えない水準にまで達していたので下落は必然だったのかな思います。

・投資対象を米国株だけに頼るのは危険な選択である。現在の発展途上国の利回りが低いからと言ってこの傾向が続くとは限らない。

今米国の経済が強いからと言って長期投資において米国だけに絞ることは危険ということですね。20年先のことは誰にもわからないので、アメリカが衰退して新興国の経済が大幅上昇する可能性もあります。長期投資なら全世界株式ということですね。

・FRBの金融政策の影響は劇的であった。FFレートの引き上げ後、株式の利回りは平均を大きく下回り、引き下げ後には利回りは大幅に上回った。
・インフレによる株価下落の原因は天然資源の供給が制限され生産性が低下する。中央銀行が金融を引き締め、短期金利が上昇するをの懸念が広がったときにも株価は下落する。インフレは景気循環の後期に発生することが多いため、景気減速のサインだと取りやすい。そのため、物価上昇気に投資家が株式を売却するのは至極当然のことだろう。

これはまさに今起きていることですね。
教科書通りのことが起きているので、株を勉強している人は避けられた下落だったということです。

・ほぼ例外なく、株式市場は景気後退期の前に下落し、回復の前に上昇する。最もとっていけない行動は、景況感を後追いすることである。これは、市場のセンチメントが楽観的な時に高値で買い、悲観的な時に売りを出すことになってしまう。投資家が学ぶべき教訓は経済活動の分析によって株式投資を成功させるのは困難である。経済学者ですらこれに必要な洞察力は持ち合わせていない。

景気後退気の前の下落も今起きていることですね。
長期投資において最も取ってはいけない行動の一つは、「悲観的な時に売る」です。
つまり今取るべき行動は買うことかもしれません。

・市場は発表された数字そのものには反応せず、予測値と公表値の違いに反応する。ニュースそのものが良いか悪いかは重要ではない。
期待情報は株価に織り込まれているからだ。

経済指標の読み方ですね。
公表値だけで見るのではなく、予測値と比較してみていきましょう。

・強い経済指の発表により株価が下落したら意外に思うだろう。しかし2つの有用な意味を持ち、それぞれが市場を反対の方向に動かす。
強い経済指標は将来の企業業績を改善させるので好材料であるが、金利を上昇させる要因にもなるので株式投資家を債権市場に引き込む。
同様に、弱い経済指標は企業業績に対する期待を低下させるが、金利が低下するために株価は上昇する可能性がある。
景気後退期には景気が金利よりも重要であるため、予想を上回る指標は株価を上昇させる。しかし、景気拡大期には金利への影響が大きくなる
金融政策の変更は発表時に株式を支配するが、企業業績の発表はしばらくたってから市場を支配することがある。
経済指標が発表されるとき、トレーダーは債権市場の動きを見ながら方針を決める。

コロナ過では業績よりも金利が重要でした。
これからは、金利よりも業績が重要になってくるかもしれません。

・インフレ指標が予想よりも低かった場合には、金利は低下し、株価は上昇する。予想より高いインフレ率は、金利を上昇させ、株価を押し下げる。
経済指標に対する市場の観察は非常に興味深いことであるが、ほとんどの投資家は傍観しながら長期投資戦略に専念した方がうまくいく。
・長期投資家として成功することは理論的にはようであるが、現実には困難である。我々は様々な感情に影響されるので実行するのは容易ではない。

どうしても私も楽観的な時に買いたくなり、悲観的な時に売りたくなります。何も考えずに積み立てを継続することが、長期投資が上手くいくコツですね。

まとめ

原則
1. 将来の株式の利回りへの期待を現実的な水準に下げること。PER15~20倍ほどにする。
2. 金融資産PFの多きな比率を株式にする。
3. 株式の大部分をインデックスファンドにする。
4. 売国株においてS&P500以外の構成比率を若干高める。1/3までは中小型株にすべきである。
5. 分散の効いたPFには米国株以外も含まれていなければならない。
6. PERが50倍を超える大型成長株は失望に対して貧弱である。
7. 小型割安株の利回りは小型成長株の利回りを大幅に上回ってきた。そのため小型株は強い割安バイアスかけるべきである。
8. NISAの配分を最大化すべきである。
課税繰り延べ口座では高配当株を保有し、課税口座では低配当を保有しべきである。
9. 確固たるルールを確立すべきである。誰もが上昇局面で買おうとし、下落局面では売ろうとする。
10. 今後5年の間に必要となるお金は株式市場のリスクにさらすべきではない 

最後に長期投資でもただ積み立てるだけでは足りない人向けに

利回り向上作戦

1. ほとんどの投資家が弱気な時に株式への投資を増やし、強気の時は減らす。
2. FRBが金融緩和を行うときは投資を増やし、金融引き締めを行うときは減らす。
3. 数多くの季節のアノマリーが長期にわたって継続している。200日移動平均を使用したテクニカルルールはリスクを低減し利回りを向上させる。
4. 上記のことはETFや指数先物等を利用して行う。

つまり今は弱気だけれども金融引き締めを行っているので、中立ですね。
いつも通りの積み立てを行いましょう。



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