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砂東真実
2017年6月14日 13:03
子どものころ、嫌いな食べ物を頑として口に運ばない私に、母がため息をつきながら「まぁ、大人になったら食べられるようになるでしょう」と言った。ほほう、そういうものなのか、と思った私は、あらゆることを「大人になった自分」に丸投げする習慣がついた。「今は食べられないけれど、大人になったら食べられるようになるよ」「今はできないけれど、大人になったらできるようになるでしょ」「今は忙しいだけで、大人にな
2017年6月6日 09:31
先週は3日しか夕飯を作らなかった。2日分、旦那の飲み会が入ったからである。ごはんいらない、と言われた瞬間、頭の中では「なぁんだ」と「ラッキーー!!」と「今週中に使いきらねばならない食材の量と賞味期限」がミキシングされ、ドロリとした微妙な感情が生まれる。ドロリの原因は三つ目に挙げた材料に他ならないので、こういうときにもっと諸手を挙げて全力で喜べるよう、力を入れるべきは食材の保存法である。
2017年5月26日 09:43
特に何をしたわけでもないのに、家にいるだけで、いやいなくても、そこいら中に埃が積もっていくの、何でですかね。あの独特なふわふわした灰色の綿は、どこから生まれ出ずるの? 気づいていないだけで、人や、人が一度触ったものからは、ざらめをわたあめ器に入れたときに出てくる甘い繊維のような、灰色の繊維が絶えず沸き出しているのではないの……?いちいちそんなことを考えず、毎日クイックれ(注・掃除機を置いてい
2017年5月22日 11:09
三回目にして、ようやく本題がやってきた。私の独断と偏見による、おすすめの、なおかつ現在も大変お世話になっている家事本を一冊ずつご紹介させていただく。(アマゾンのリンクが貼れるのか?貼れないのか?がわからなかったのでリンクはなし)***『家事は、すぐやる!』(著:マキ、ワニブックス刊)兼業主婦3日目、息も絶え絶えに手に取った『しない家事』と同じ著者による時短家事本。本を薦めた友人から「結
2017年5月16日 11:33
「私、洗濯できないの」「スイッチ押すだけじゃない」「だからスイッチを押したことがないの」「 」同居直前のヨドバ○カメラで、旦那が地雷を見つけたような顔をしたのが忘れられません。***時短家事本には、大きく分けて二種類が存在する(と、私は思っている)。(1)掃除を時短するものと(2)料理を時短するもの前者は主に、収納系の資格を持っている人や、インテリアコーディネート