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奈良のガイドしてます。

「奈良好き」が高じて

2014年、奈良が好きすぎて、東京から移住してきた。そんな話をすると、よく夢や目標があって移住してきたように思われるが、全くそんなことはない。「好きな場所に住みたい、仕事はなんとかなるだろう」ただそれだけで来た。
そのため、移住当初は普通にバイト生活をしていた。それでも奈良で暮らしていることが嬉しかった。
奈良で生活をしていると徐々にいろんな人と出会っていき、そのうち仕事の依頼をいただけるようになった。他の記事にも書いたが、私の経歴や実績を知らないのに「これやって♪」と頼んでくる方が多い。奈良七不思議の一つである。(他、知らんけど)

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奈良好きがガイドをするということ

はじめ、ガイドの仕事を頼まれたときに、専門家でもないのに何を話せばいいのかわからなかった。私がガイドをするってどういうことだろう…
何度もガイドをしているうちにわかったことがある。専門家ではないからこそ、自分の言葉で話ができる。奈良が好きで移住して、多くの人と出会って、そこで改めて何を感じたか。知識だけではない、実体験からくる話、そんな話をできるのが私の強み。
ガイドの中で難しい話はしない。固有名詞や数字は極力使わない。過ぎ去った"歴史"の話ではなく、積み重なった歴史を踏まえた"今"を伝えたい。
いつしかそれが、私のガイドのポリシーとなった。

ガイド×なんでも屋

今までいろいろなツアーのガイドをしてきた。奈良県や観光協会、旅行代理店などなど。
どのツアーでも、お客様と直接お話しできるのがとにかく楽しい。皆さんがどんなところに興味を持っているのか、どの話に食いついてくれるのか、奈良のどこが好きなのか。職場に籠って仕事をしているだけではわからない、お客様の素直なリアクションを知るのは、ガイドの仕事はもちろんのこと、デザインやイラスト、その他いろいろにとても役に立っている。「お客さんはこんなところを見てるんです!こんなところを楽しんでるんです!」と自信を持って言える。逆も然り。他の仕事で得た知識、経験がガイドに生きることも多々ある。我ながら、そんな奴なかなかいない。
こういう時に、「なんでも屋でよかったな」とつくづく思う。

ガイドの先生になる?!

「なんで私にガイドの仕事が?」と思ってから数年。今ではたまにガイド勉強会の講師をさせていただくまでに。いやぁ、出世した笑
ガイドの仕事をすればするほど感じるのが、「ガイドの存在はその町の観光を変える!」ということ。これは大袈裟に言っているのではなく事実。
旅先で誰と出会うか、これはガイド云々関係なくとっても大事なこと。旅から帰ってきて人に話すのは、キレイな景色の話でも美味しい料理の話でもなく、意外と「こんな人いてさぁ~」という話だったりする、それは良くも悪くも。
旅は楽しくあってほしい。旅先の場所を好きになってもらいたい。そのためには同行するガイドの人間力がめちゃくちゃ問われる。飲み会セッティングするときに「アイツ呼ぶと自分の話しかしないからなぁ…」とか言われちゃうような人は、ガイドには向いていないのである。飲み会に呼ばれるような人であれ。

ガイドさせてください!

ガイドの仕事が好きである。大好きな奈良のことを一人でも多くの方に知っていただきたいし、何度も奈良に来ていただきたい。
よく「ホトケ女子さんのガイドだったから奈良がすごく楽しかった!」と言われる。これは嬉しいけれど複雑である。私がいようがいまいが、奈良は元々オモシロい。なので私は「私がいなくても楽しめる奈良の見方」を伝えている。「奈良楽しい!また来たい!」そう思ってくれた人が、次回、友達や家族を連れて、もしくは一人で奈良を訪れたときに、「そういえばホトケ女子があんなこと言ってたな」とぼんやり思い出しながら、自分自身の楽しみ方を見つけてくれればいい。奈良の見方・楽しみ方は人それぞれなのだから。

さぁ、ここまで読んで「ホトケ女子に奈良案内してもらいたいな」、そう思ってくださったそこのアナタ、是非一緒に奈良を歩きましょう!

【ホトケ女子ガイド】
★詳細こちらから https://nuribotoke.square.site/
なお、スケジュールの都合上、ガイドをお受けできない日もございます。
予めご了承ください。

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