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屋久島旅行にレンタカーは必要ないかも。運転なしで楽しむ方法

今年の夏は屋久島に行ってきました。
小さい頃に家族で行った印象が強く、ずっとまた行きたいと思っていた場所。ただ、私はペーパードライバーなので、電車がない・都市部でない地への旅行は不安…だったのですが色々調べてプラン組んでみたら、意外にも車運転なしで楽しめたので方法を書いておきます。屋久島マジで良いところだからみんな行って。

レンタカーなしで楽しむポイントは単純。
・移動はバスと現地送迎を駆使する
・宿選びも車がないことを前提に探す
・行程に余裕を持つ

の3つです。

・屋久島のバスについて

屋久島は島をぐるっと一周するように国道が走り、その途中に街が点在しています。中心部は九州全体でも最高峰なので山登り以外ではあまり行かないかも。
その国道をバスが走っています。レンタカー無し旅行ではこのバスが生命線なので時刻表を持ち歩いておきましょう。字が細かいのでスマホに保存より印刷して宿や行く場所のバス停を書き込んでおくと便利。DLは↓から。

間隔は1時間に1本ぐらいで5時から19時ぐらいまでの運転。料金は島の半周で2000〜3000円ぐらいになりますが、乗り放題券が屋久島空港近くの案内所で入手できるので買っておくといいです。
1日2000円ですが、3日券で3000円、4日券4000円と長い期間ほどめっちゃお得です。尾の間〜白谷雲水峡間であれば1日この往復だけでも乗り放題券の方が安い

・屋久島のアクティビティは送迎付きが多い

バスで各拠点は動けるものの、運行間隔が大きいので「◯◯時から△△をする」というプランが作りにくいのが欠点。また19時に終わってしまうので夜の星を見に行く等もしづらい。
そこで活躍するのが宿送迎つきのアクティビティです。これがあれば時間を気にすることなく、宿で待っていれば迎えが来てくれるので非常に楽。Asoviewやじゃらんで探せば送迎有無もわかるので、車がない場合はこれを中心にプランしていくといいです。縄文杉や白谷雲水峡のトレッキングも送迎つきガイドツアーなら宿でピックアップしてもらえます。

・車を使わない場合の宿選びのポイント

車を使わない場合、宿選びが一番重要と言っても過言ではありません。

条件①:バス停が近くにあること
バスが重要な移動手段になるのでこれは当然。

条件②:主要地区にあること
これが結構落とし穴で、送迎つきアクティビティは送迎可能な範囲が定まっています。宿が多い宮之浦地区・尾の間地区はカバーされていることが多いですが、それ以外の地区の宿だと送迎できない場合もあるのでアクティビティと宿探しを並行して行いましょう

条件③:飲み物等の調達が近くでできること
屋久島島内にはコンビニは1軒もありません。スーパーはありますが非常に少ないので車がないと厳しいです。そのため宿の近くでスーパーがあるか、もしくは売店のある宿にしておくと非常に便利です。

今回私が利用したのは屋久島いわさきホテル。島内で一番大きいと言ってもいいぐらいのリゾートホテルです。

いわさきホテルの良かった所

①玄関にバス停がある
  バス停が近いなんてものではなく玄関にバスが止まります。
  バスが来るまで涼しいロビーで待てるのは大きい。
②利用者が多いので送迎不可なアクティビティがほとんどない

③ホテル内に売店があり、飲み物・食べ物の調達に困らない
  お土産やソフトドリンクも買えますし、登山道具レンタルも可能。
  コンビニがないので食事時間以外でお腹が空いた時に使えるのは貴重。
④大浴場はもちろん温泉で、サウナと水風呂つき
⑤ご飯・サービスはもちろん一級
⑥海側は綺麗なオーシャンビュー、逆側は九州最高峰の山々で景色がいい!

中でも売店の存在は非常にありがたかったです。島内に都市銀行のATMはないのでカードが使える点も助かりました。

・実際の行程

上記のように色々考えながらプランを組んだ結果こんな感じ。4泊5日。

1日目:羽田空港→鹿児島空港→屋久島空港→ホテルへバス移動
2日目:シュノーケリング@一奏(迎え)→一奏海水浴場でだらだら&散策→バスでホテルへ帰る→夕食後梢回廊ナイトウォーク(送迎)
3日目:白谷雲水峡トレッキング(バス)
4日目:リバーカヤック@安房川(送迎)→フルーツガーデン(バス)
5日目:屋久島空港へバス移動→鹿児島空港→羽田空港

中の3日で海・山・川を堪能できました。空港との移動はバスで自由が効かないため、無理せずアクティビティは付けませんでした。バスは逃すと致命傷なので余裕をもった行程にしましょう。


最後に、写真とオススメのアクティビティを。

・白谷雲水峡

映画「もののけ姫」の舞台の元になった「苔むす森」のある白谷雲水峡。道中も巨大で変わった形の屋久杉が多くあって景色が良好で良いです。
朝出て夕方前に帰って来れるので、登山が得意でない人(私)でも大丈夫。屋久杉は見たいけど縄文杉は大変そう…という人におすすめです。必要なのはトレッキングシューズと、雨だけ気をつけてレインウェアとザックカバーがあれば十分。シューズとウェアはホテルでレンタル出来るから利用すると便利。

・安房川カヤック

個人的には屋久島一番のおすすめ。安房川の河口から山に向かって漕いでいくツアー。両サイドが屋久島の森、前方は九州最高峰の山、下は綺麗すぎて深さがわからない水。深さ10mでも底が見える。ヤバい。
トレッキングは長時間で大変な部分がある一方、カヤックは屋久島の自然をストレスなく全部楽しめるのがポイント。屋久島の成り立ちも見えるので、ガイドさんに解説してもらうと良し。
今回利用したのはアクアスタイルさん。気さくな兄ちゃんで川上で釣りしたりシュノーケリングもしたり楽しかったです。どのアクティビティーにも言えますが、なるべく自分と年齢の近いガイドさんだと楽しいです。

・一湊でシュノーケリング

ウミガメ!近い!かわいい!
今まで沖縄とかでシュノーケリングしても会えなかったウミガメに今回5頭遭遇できました。これはさすがにラッキーですが、浅瀬で泳ぐ姿を見れる場所があるのは屋久島の大きなメリット。いきなり2頭同時でビビる。

あとは写真をいくつか。カメラはSonyのα7 IIです。

▲空中に根をたらすガジュマル

▲屋久島⇆鹿児島はプロペラ機での移動

▲食べると充電できそうな光るキノコ(シャッター30秒ようやく)

▲海を撮るだけで絵になる島

▲とにかく海と空が綺麗


とにかく車が運転できないなら有名ホテルに泊まって送迎つきアクティビティを予約しろで屋久島は問題なく行けます。
本当に屋久島いいところだからみんな行って!


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