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リスペクト

こんばんは。
木曜日お疲れ様でした。
薬飲んでるから眠気との戦い。

今日は、リスペクトを読了したので紹介します!

あらすじ

ロンドンオリンピックの2年後、オリンピックパーク用地だったロンドン東部のホームレス・シェルターを追い出されたシングルマザーたち(FOCUS E15マザーズ)が、公営住宅占拠運動を起こした。彼女たちの運動はオリンピックに端を発する下町のジェントリフィケーション*への抵抗であり、反緊縮運動の象徴でもあった。さらに同運動は2014年のカーペンターズ公営住宅地の空き家占拠・解放活動へと繋がっていく。
*ジェントリフィケーション(gentrification)――都市において、低所得の人々が住んでいた地域が再開発され、お洒落で小ぎれいな町に生まれ変わること。「都市の高級化」とも呼ばれ、住宅価格や家賃の高騰を招き、もとから住んでいた貧しい人々の追い出しに繫がる。

Amazonより

名言


1. 「人を尊重するとは、その人の存在を認め、その価値を信じることだ。」
2. 「多様性とは、違いを受け入れることだけでなく、それを尊重し、学びの源とすることでもある。」
3. 「共感とは、他者の立場に立って考え、感じる能力だ。それは人間関係の基本であり、社会をより良くする力でもある。」

これらの言葉は、彼女のテーマである多様性や共感、尊重の重要性をよく表していると思う。

感想

多様性や異文化理解、そして共感についてのエッセイ集で、多くの読者に深い感動を与えている。この本は、彼女の独特の視点と鋭い観察力を通じて、人々の生き方や社会のあり方に対する洞察を提供している。

1. 多様性と共感の大切さ
  ブレイディさんは、多様性の中にある美しさやそれぞれの背景を持つ人々への理解の重要性を強調している。彼女のエッセイを読むことで、他者に対する共感や尊重の大切さを再認識する。

2. 鋭い社会観察
  彼女の文章は、現代社会の問題点や矛盾を鋭く突くものであり、社会の構造や人間関係の複雑さを深く掘り下げている。これにより、自身の生活や社会の在り方について新たな視点を得ることができる。

3. 親しみやすい語り口
  ブレイディさんのエッセイは、時にユーモラスで親しみやすい語り口で書かれており、読みやすく、それでいて深い洞察を含んでいる。彼女の言葉に引き込まれ、思わず考えさせられることが多い。

4. 多文化的な視点
  彼女の経験や背景が、多文化的な視点を提供し、日本の読者にとっては新鮮で刺激的な内容となっている。これにより、国際社会に対する理解が深まり、異なる文化や価値観に対する尊重の意識が高まる。

現代社会における共生や他者理解の重要性を再確認させるとともに、読者に深い感動と考えるきっかけを与える一冊。

こんな人におすすめ


1. 多様性や異文化に興味がある人
  異なる文化や背景を持つ人々との関わり方、理解の深め方に興味がある人にとって、この本は貴重な洞察を提供する。

2. 社会問題に関心がある人
  現代社会の問題点や矛盾に対する鋭い分析がなされているため、社会問題に関心がある人にとっては興味深い内容。

3. 共感力を高めたい人
  他者に対する共感や尊重の重要性について深く掘り下げているので、共感力を高めたいと考える人にとって学びが多い。

4. 自分の視野を広げたい人
  新しい視点や考え方を取り入れることで、自分の視野を広げたいと思っている人にとって、この本は大いに役立つ。

5. 読みやすいエッセイが好きな人
  ブレイディさんの文章はユーモアがあり、親しみやすい語り口で書かれているため、エッセイが好きな人や読書初心者にもおすすめ。

6. 教育や福祉に関わる人
  彼女の経験や観察は、教育や福祉の現場で役立つ知見が多く含まれており、実践的なヒントを得られる。

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