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コスト削減は絶対正義

会社は利益を最大化することが自らの存在意義です。//教科書で習います、学部によりますが

利益を大きくするには、売上を大きくすることと費用を小さくすることしかありません

これはどっちが楽か、どっちが確実に実行できるか、明白です。//スタートアップとかは除きましょう

売上を大きくする方が確実だなんて夢のような会社は、そんなにないと思います。//相手があってのことですからね

でも費用を小さくする方は、自分で頑張るか、下請け業者や仕入先、使えない部下をいじめれば何とかできそうです。//心が痛みます

例えば営業利益率10%の会社の場合、1千万円の費用削減は1億円の売上増に等しいことになります。これを考えると、特に市場が伸びていない状況下では、経営者(陣)がどう考えるかは想像に難くないと思います。

こんな時、内向きにかかるコスト削減圧力が限りなく大きくなります。

そして「コスト削減」が誰一人逆らえない絶対正義に成り上ります

多くの従業員のインセンティブ(昇進)のためには自分の管轄下にあるあらゆるコストの削減に励むこととなります。これがまずい。//のではないかという問題提起

だって、売れるかどうかもわからん新商品とか新サービス作るよりも今ある商品とかサービスのコスト削る方が評価高い(ボーナス多い)っていうことなら、背に腹は代えられないっていう人多いのではないでしょうか。

開発する人と管理・運用する人は、部署とか部門が違うっていう反論があるかもしれません。しかし、成果が出しやすい方が力が入るでしょうし、会社全体が「そっちのほう」に向かってしまうことは多いものです。

その結果事故が起きる、サービスが止まる、人が死ぬ

そしてまた教訓が残る。コストは削っても〇〇は削るな、と。

アナタの会社に教訓はどれだけできているだろうか。まだ、少ないだろうか。あるいは、まだ学んでいる途中だろうか。

アナタがいま取り組んでいるコスト削減に教訓は生きているだろうか。忘れてはいないだろうか。

大きくて古い会社ほど、教訓は数えきれないほどあるはずだ。

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