日本一になる

ここまで「日本一」を意識したことは今までに無かった。　

小学校から高校までサッカーをやってきたが、最高成績でも、中学生の時のクラブユース選手権u-15で関西大会に進んだのみだ。

大学でフットサルを始めてからみんなが目指す場所は全日本大学フットサル大会(通称インカレ)優勝と共通認識されていることをとても感じる。

私が所属しているクラブは、2015年大会では全国優勝を経験している。全国優勝を意識できる環境である。

普通の大学生をしていて日本一を意識している人はほんの一握りではないだろうかと思う。だから、日本一に絶対になると言っても鼻で笑われることが多い。

**こういう人たちを見返したい。いや、絶対に見返す。 **

たしかに今は全然かもしれない。だけど、どん底から頂点を目指すなんてとても魅力的じゃないか。高ければ高い山ほど、登り切った後の景色は素晴らしいものだ。

だが、そんな簡単に日本一になれるものではない。日本一という山はとてつもなく高い。

フットサルの為に何かを犠牲にし、たくさん練習をし、四六時中フットサルのことを考えていてもその山を登りきれないかもしれない。

なぜなら、それは当たり前であるからである。日本一を目指す大学は他にも沢山ある。どこも同じように努力はしてくる。

だから、やることをやっても勝てるとは言い切れない。でも、やることをやらないと絶対に勝てない。それは言い切れる。だから、やるしかない。

また、フットサルとサッカーは似ているようで全く違ったスポーツだ。大学からフットサルを始め、右も左も分からないまま1年やってきた。少しは上達した気がするが、このままでは不十分だと感じる。

そのような焦りからか最近はフットサルのことを考えることが多い気がする。最近始めた、読書、筋トレ、ジムのバイト、すべてはフットサルの為。

フットサルを練習できる時間は限られている。それ以外の時間でどう差をつけるか。

読書をしていても、何かフットサルに活かせられないか。って考えながら読んでいる。わかりやすい例かもしれないが、この前読んだ「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」という本でもフットサルに取り入れれそうな部分は多くあるなと思いながら読んだ。

筋トレも、フットサルはサッカー以上にフィジカルコンタクトが多く、体は強い方かなと思っていたけど、まだまだ足りないことを実感して筋トレを始めようと思った。

ジムのバイトも、その筋トレの環境作りの為である。

全てはフットサルの為。フットサルの為に生活を犠牲にする覚悟はできている。3年後結果がどうなっているか分からない。

だけど、自分にとっての大学フットサルが終わった時に、もっと努力できただろうと後悔だけはしたくない。

楽しそうに遊んでいる大学生を見て憧れることもある。沢山遊んで、美味しいもの食べてっていう方が大学生っぽいかもしれない。

でも、何かに熱くなってしんどい思いをしながら、仲間と頑張る。そういった方が自分には性に合う気がする。

遊んで過ごした人にはできない体験をしたい。(遊んでいるのがダメだとは言わない。大学生は沢山遊べる唯一の時間だ思うし沢山遊ぶべきだと思う)

3年後、後悔しない為、仲間と笑い合える為。今できることをコツコツと。

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