読書感想文⑧
昨日、緊急事態宣言も発令されいよいよ家に引きこもらなければいけなくなっている人が多くなったのではないでしょうか。
私が働いていたジムも5月6日までの全館休業が決まり、とうとう家を出る理由がなくなりました。
コロナも怖いなと思いながら働いていた部分もあり、その点に関しては良かったのかなと思う。
前置きはさて置き、スティーブン・マーフィ重松著「スタンフォード式最高のリーダーシップ」を読んだのでそれについて感想を書いていきたいと思う。
スティーブン・マーフィ重松さんはハーバード、東大、スタンフォードでリーダーシップ授業を行う心理学者である。
なので、この本は心理学や脳科学、様々な文献などを用いた科学的根拠のある内容となっていると感じた。
この本の構成は、
プロローグ〜リーダーシップの原則〜
0章 残酷な集団
1章 Assertive Leaderが人を動かす
2章 Authentic Leadership
3章 Servant Leadership
4章 Transformative Leadership
5章 Cross-Border Leadership
エピローグ〜リーダーの特権と責任〜
となっている。
プロローグ
リーダーシップの原則として"We are the Leaders"という言葉が出てきます。これは筆者がスタンフォード大学での授業の際必ず口にする言葉です。この考え方こそ、リーダーシップの基盤となります。
つまり、一人ひとりが埋もれたリーダーシップを発揮し活躍して欲しいとこの本には書かれています。
0章 残酷な集団
この章では、現実で起こり得る、あまり良いとはされなりリーダー像について具体例を交えながら書かれている。
「強すぎるリーダー」「優秀すぎるが故に嫌われるリーダー」など
一見いいとされるようにも見えるが、よくない部分がある。
また、集団心理の怖さについても書かれている。
ここで気になった話が茹でガエルの話だ。
数匹のカエル🐸がまるでお風呂のようにぬるま湯に浸かっている。そこでそのバケツを火にかけてみると、カエルたちは現状維持が大好きなので、そのままぬるま湯に浸かっている。
しかし、時間が経つとお湯はだんだん暑くなる。飛び出せばいいのに、仲間のカエルも浸かっているからとどのカエルも浸かっている。
さらに暑くなり、そろそろまずいと思っても、時すでに遅し。バケツの湯は熱湯になりカエルは茹でガエルになってしまい死んでしまう。という例え話だ。
どうでしょう?流石にそれはカエルがアホすぎると思うかもしれない。たしかにこれは極端な例え話かもしれませんが、人間誰しもが茹でガエルになる可能性を秘めているということである。
何人もの心理学者が、人間は集団になった途端、変化をより強く拒絶するという性質について考察している。
チェンジが怖いチームは「みんなと一緒だから大丈夫」と全員で茹でガエルになる危険をはらんでいるのだ。
1章 Assertive Leaderが人を動かす
assertiveとは、直訳すれば「主張型」「積極性」といった意味がある。
アサーティブ・リーダーとは、自分自身を尊重し、人を否定することなく自分とチームの利益のために行動できるリーダーだ。
積極性を持ちつつも自分を大切にする、エゴと謙虚のバランスのとれたリーダーが理想像である。
2章 Authentic Leadership
authenticとは「飾らない」「ありのまま」そのような意味がある。
オーセンティック・リーダーになる5つの方法
1.弱さを認める
2.役割性格を超える
3.人と比べない
4.自分の生涯の大きな目的をみつける
5.超・集中状態になる
本当の自分、ありのままの自分を表現することで、周りの人に信頼感がもたらされる。
3章 Servant Leadership
世界最大の通信会社 AT&T社に在籍した ロバート・K・グリーンリーフさんによるとサーバント・リーダーシップとは「奉仕の心」。
老子の言葉にも「理想のリーダーとは、みんなに『リードされている』と感じさせない人だ」ともある。
リーダーは、先頭を切っていくイメージがあるかもしれませんが、そういった人の思考は
1.自分以外信用できない
1.部下にナンバーワンの座を奪われたくない
このようになっている可能性がある。
リーダーは背中を押す立場にならなくてはならない。
4章 Transformative Leadership
自分を変容させ、その上でチームを変容できる力を身につけること。これこそがトランスフォーマティブ・リーダーシップである。
まず、大前提として自分が変わらなければ、相手は変わらない。
そして、メンバーの個人的な目的を全体の大きな目的の一部に変化させることができるか。これができた時、メンバーから自発的にモチベーションを引き出せる。
5章 Cross Border Leadership
人と人との間にある壁を越えて、違いを持つ人々がお互いの違いを尊重しながら働ける環境を作る。これが持続可能なチームリーディングを実現するためのクロスボーダー・リーダーシップである。
クロスボーダー・リーダーシップの第一歩は、「壁の存在を認めること」つまり、「人間は違う」「人間には壁がある」という事実をしっかりと認識する。
この本を読んで、それぞれの人がリーダーシップを身につける必要があることを学んだ。また、その中で自分にはまだまだ積極性が足りず、まわりに変化を与えられる人物にはなれていないと感じた。
この本にも難しいことはある。と書かれていた。焦らず1つ1つのリーダーシップを身につけていけるように、またこの本も読み返したい。
文章力が無く、うまくまとめることができず長々とした文章になってしまい、大変読みにくいかったと思いますがここまで読んでいただきありがとうございます。
家にいる時間も多く、このnoteを読んでくれている方の中には読書家が多いのではないかと思っています。
よければおすすめの本や感想などありましたらコメントしてください。
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いつもありがとうございます。これからも夢をかなえるために頑張っていきます。