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読書感想文#56

今回は、サークルの10月度の課題図書として読んだ住野よる『か「」く「」し「」ご「」と」』を読みました。


おすすめの人
・読書初心者
・高校生以上
・青春小説が好きな人


読む前は「特別な力を持った5人」という点で、ファンタジー要素強めなのかなという印象がありました。

しかし、読んだ後の感想としては、現実味の多いとても共感できる青春小説でした。住野よるさんは、登場人物の心情の描き方が特徴的だなと改めて思いました。

印象に残った点

・人生なんてやりたいことだけやったても、きっと時間が足りないんだ
→本当にそうだなと思います。時間って大切ってことが、この一言に集約されている。でも、時間は大切っていうよりも何倍もインパクトのある言葉。いかに自分のやりたいことに時間を使うかが大切だなと思います。そのために、やらないことの選択もしないとなと思います。この言葉は、私もkairiさんも印象に残っていた言葉でした。

・謝って、言い訳をして、彼女の傷ついた心が安らぐのだろうか。もし許してくれたとして、心が軽くなるのは私だけではないのか
→確かになと思いました。謝罪する時って、相手の為よりも、許してもらって自分の心を軽くするという自分本意なところはあるのかなと思います。本当に相手のことを思うなら、軽々しい謝罪はしたらいけないのかも。

・一人ひとり性格も好みも考え方も違うように、一人ひとりひそれぞれ別の役割がある
→「自分なんて」と思わなくて良い。誰にでも居場所はあるんだよというメッセージを感じました。この本を通して、性格や考え方の違う5人が、すれ違いがありながらもうまく関係性を抱いていく。そういった、「人との違いを認めよう」というようなテーマを感じました。

全体の感想

→人間関係や心情の描写が分かりやすく、とても共感できる点が多かったです。登場人物の5人とも、力を持っていたけど、人の心が読めてしまうことは、意外と悩み(相手のことを深読みしてしまう)が増えてしまうというデメリットが多そうだと感じました。もし、1人選ぶとしたら私はミッキーの能力かなと思います。人は自分にはない点をよく憧れるけど、自分も他人にはない点を持っているはずだと思えました。

いくつか、感想文の中でも話題に出しましたが、サークルでの活動も行なっています!

テーマは読書ですが、読書が好きな人、読書に興味がある人、読書全然しない人、誰でも大歓迎です。

今回初めて、課題図書を設定し、同じ本について感想を語り合いましたが、とても楽しかったです。

ドラマや映画の感想を共有するように、本についても語り合うことができたら、読書の楽しさも上がるのかなと思います。

また、一人で本を読むことが難しい人でも、みんなと話をすることで読み進めていけるのかなと思います。

だからこそ、読書をあまりしない人にこそ、私たちのサークルで読書沼にハマるきっかけを作って欲しいなと思います!


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