「ガクチカ」が強い生き方をするのも悪くない
※直接的に就活の話がしたいわけではありません。ご留意ください。
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はじめに
「ガクチカ」とググってみると検索候補のいくつ目かに必ず
「ガクチカ_ない」と出る。
僕自身は就活をしていく中であまりガクチカの質問に困った経験はない。
僕自身は興味対してアクティブに行動を起こすタイプでその中で得た知見や身につけたスキルを紹介する自己紹介フェーズだと思っていた。●
これから就活を控える方に一度想像してみてほしい。
ガクチカを問うてくる人事担当者はどういったことを聞き出したくてこの質問をしているだろうか。
もちろん僕は人事担当でなければ、そもそも社会人経験はない。
しかし、面接という時間が限られた機会において意図せず質問をしているということはないだろう。
きっと人事担当者は、「あなたはどんな人ですか?」という意図の一点だと思う。
本質的に言えばガクチカは「強さ」「弱さ」という尺度でそもそも測る物ではない。
大切なのは、「自分の特徴」「それが現れたエピソード」を適切に伝えることの方だと思う。
要するに、少し前の●をつけた行で僕が書いていることのように、「興味に対してアクティブに行動する」という自分の特徴をより解像度高く相手に伝えるためのエピソードを話せばいいだけだ。
と、ここまで就活啓蒙文章のような駄文を練ってしまったが、実は僕がこの投稿で話したいことはここからが本題。
「ガクチカ」=ポートフォリオ
・バンド活動
・ボランティアのリーダー
・ワインバルのウェイターリーダー
・キャンプ好き
・映画鑑賞・読書
・ラテアート
・ノリでルームシェア
上記は僕がガクチカで話してきたトピックをまとめた物。
正直自分が見てもまとまりがなく胡散臭い内容だなと思うが、一貫性がないように見える趣味や経験と自分の行動原理を考えると「楽しそうなことに飛び込んでみることが好きだから」というところに帰着した。
それを前提にして伝えていくと一貫していない事柄も自分の行動原理を示すストーリー性のあるものになる。
相手に自分を売り込むためのエピソードを話す「ガクチカ」は
「ポートフォリオ」とほとんど対応しているもののように思う。
現に、デザイン科の僕も就活の際には苦労して作成した。
ポートフォリオの良し悪し
ポートフォリオには良し悪しがある。
それは、自分が伝えたいことを単純明快に伝えること、
そして、相手のストライクゾーンに的確に球を投げることだ。
作品のクオリティはもちろん求められるが、これまでの作品で自分が何を伝えたいのかを適切にカテゴライズし構成する情報整理能力。この作品を初めて見た人に確実に伝えるための論理的説明能力とポートフォリオというインターフェースを用いたコミュニケーション能力。
企業がターゲットにしている層に向けた作品を制作するなどの積極性。
そして何より、自分をどう見せるかというセルフブランディングが求められる。
デザイン学生は就活の時期になるとエントリーする企業にクリティカルヒットするようなポートフォリオを作るために、新しく作品を制作したり、これまで作ってきた作品をコンセプトを変えて再制作したりする。
ポートフォリオで自分を売り込むために作品を制作するように、主体的にやってきたことが何もないという高校生や大学1・2年生も、「見せたい自分」を構築して、おまじないのように自己暗示しながら行動に移してみてはどうだろうか。
「ガクチカ」が強い生き方は結局楽しい
先述したように僕は胡散臭いガクチカを持っているが、
今までの人生を振り返ってみて単純にめちゃくちゃ楽しかった。
僕自身は打算的でなく行き当たりばったりの波のある人生を求めており、ブランディングのためにこういった経験をしてきたわけでは決してない。
しかし、出不精で何もしていないにも関わらず「ガクチカがない」と後々になって誰もどうにもできないヘルプを出すくらいなら、自分自身に「なりたい自分」のおまじないをかけてアクティブに生活していった方が、その道筋の途中の困難や辛いことも「エピソードに厚みが増すぞ〜〜〜」と逞しく学生生活を送った方が何倍も楽しく有意義な時間を過ごせるように思う。
ショートコント:石原さとみ
自己暗示って難しい。
だって自分じゃない自分を演じるってストレス。
わかる。
でも多分、やりたいことをゼロから見つけることより「なりたい自分」を妄想しておまじないをかける方が数倍楽だ。
僕の大好きな大関れいか氏も以下の動画の1:33あたりで言ってる。
ショートコント:石原さとみ
これなら誰でもできるのではないだろうか。
ショートコント:中高年でもバイブス番長だろうなコイツ
僕は絶賛コント中です。
では。
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