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心を射抜かれるおいしさ「沖縄黒糖のサーターアンダギー」

私の生まれ育った家では、サーターアンダギーはいいことがあった時に作ることが多かったです。
いいこととは、誕生日や節目となる日、試験に合格した日など。
出来立てのサーターアンダギーを仏壇にお供えして、手を合わせてご先祖様に報告をします。


祖母と母は大きな天ぷら鍋を使って揚げ、大きな紙とキッチンペーパーを重ねた大きなざるにのせていきます。

みるみる積み上がっていくサーターアンダーギーの中から、小さいのを一つ選んで味見をするのが孫達の役目です。

アチコーコーのサーターアンダギーは幸せの味

お祝いの日こそ、サーターアンダギー。
だからサーターアンダギーの味には、たのしさやうれしさの記憶が刷り込まれています。

かといってお祝いの時だけでなく、ちょっとしたお土産や差し入れとしても定番のお菓子です。



今日は沖縄黒糖を使ったサーターアンダギーを作りました。砂糖味が定番ですが、沖縄県内では「黒糖味派」も多いです。


揚げたてを一ついただくと、サクサクとした食感と黒糖の香ばしい甘さに、心が射抜かれてしまいました。

甘い糖と苦い蜜が混じり合ってできる、奥行きのある甘さは沖縄黒糖ならではです。

砂糖味と同じように150〜160℃の油で揚げると、すぐに焦げ付きが出てしまいました。次回はもう少し低温で試したいと思います。

今日のレシピ
小麦粉…150g
ベーキングパウダー…小さじ1/2
卵…1.5個 
沖縄黒糖(粉)…50g
サラダ油…大さじ1/2
揚げ油…適量

作り方
①ボウルに卵を溶きほぐし、沖縄黒糖を入れて箸でよく混ぜる
②小麦粉、ベーキングパウダーを合わせておく
③①に②を3回に分けて入れ、全体を混ぜる
④サラダ油を入れて、混ぜて全体になじませる
⑤揚げ油を温める(140〜150℃が焦げ付きにくくおすすめです)
⑥手のひらでピンポン玉大に丸めて、揚げる
 割れ目ができて、全体にこんがり焼き色がつくまで揚げます
 ※何個かに竹串を刺して、生地がくっついてこなければOK
溶き卵と沖縄黒糖を混ぜ合わせます
薄力粉は分量を3回に分けて入れるとダマになりにくいです
卵の水分の違いか、いつもよりちょっとゆるくなりました。
こんなときは冷蔵庫で20分寝かすと丸めやすいです。
150〜160℃で揚げました
ちょっと焦げ付きも見られる
黒糖味は140〜150℃くらいが良さそう
次回の課題です
それでもおいしそう
おいしさの証「割れ目」
揚げたてを味わえるのが手作りの醍醐味


「女性の元気ときれいを応援したい」
「おばあちゃんの味を残したい」
そんな思いで、日々過ごしています🌺



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