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夏バテとナーベーラーのンブシー(ヘチマの味噌煮)
こんにちは。琉球ごはんの瑞樹です。
私は「日常になじむおいしい琉球料理」をテーマに、琉球料理を研究しています。
琉球料理には、現代を生きる私たちの心と体に必要な要素がぎゅっと詰まっています。体のお悩みがある人、心に少し元気が足りない人に、沖縄県外に住む私でも実践できる方法にアレンジした「琉球ごはん」でアイディアやレシピをお届けしたく、発信をしています。
暑い日が続きますね。
食欲が落ちている方も多いのではないでしょうか。
もしくは、暑くても食欲はバリバリある!という方もいらっしゃると思います。
私はどちらかというと後者の方ですが、今年は産後疲れを引きずっているのか、こここのところ食欲が落ち気味です。
お酒を飲まなくなったのも大きいのかな、と思います。
そんなある日、近所の行きつけの八百屋さんで見つけたんです。
それは「ナーベーラー」
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多くの方は「何それ?」と思うことでしょう。
沖縄の方、沖縄好きの方であれば、その味を想像してお腹が空くのではないでしょうか?
ナーベーラーとは、沖縄の方言で「ヘチマ」のことです。
こっちの友人に「ヘチマって食べられるの?たわしのイメージしかない・・」と言われてしまいますが、沖縄ではゴーヤー、しぶい(冬瓜)に並び、良く食べられている夏野菜の一つです。
私のおばあちゃんは、ゴーヤーと一緒に家庭菜園で栽培していました。旬の夏にはどんどん実がなるので、毎日のようにナーベーラーンブシー(ヘチマの味噌煮)、ナーベーラーの味噌汁が食卓に出ていました。
皮を剥き、加熱してとろとろになったヘチマの実はすごく美味しいのです。
そして、煮て実からでる煮汁は甘くて、旨味があり絶品です。
煮物にするとき、味付けは濃くならないようにして、煮汁も全て飲み切るのがおすすめです。
調理シーンを動画に収めてみましたので、よければ見てみてください。(レシピはこの記事の下にあります)
沖縄県外では、きっと食べる方が少ないのでしょう。
売っているのを見たことがなかったのですが、神戸で出会えたのは奇跡です。
レジに持っていくと、
「ヘチマを買うなんてえらいね〜」と、八百屋さんの店員さんに褒められました。笑
聞くと、店員さんもヘチマを食べたことがないそうです。
ツウな買い物をした気分になりました。
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沖縄好きのためのコミュニティでもつぶやいてみたら、コメントで「ナーベーラーの天ぷらも美味しいですよ」と教えていただきました。
次、神戸でナーベーラーに出会うことができたら、天ぷらを作ると決めています。
ナーベーラーのンブシーのレシピ
暑さに負け気味の私の体。ナーベーラーを食べて元気になれました。
あなたの街でもナーベーラーに出会えるかもしれません。ご縁があれば、一度そのおいしさを確かめてみてくださいね。
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材料
ナーベーラー(ヘチマ)…大きめ1本
豚肉(厚さ5mm)…200g
木綿豆腐…半丁
だし汁(鰹節)…1/2カップ
味噌…大さじ2
沖縄黒糖…大さじ⅔
しょうゆ…小さじ½
沖縄の海水塩…小さじ1/3
作り方
①ナーベーラーは皮をむき、2cmの厚さに切る
②豚肉は2cm幅に、木綿豆腐は水を切り2cmの角切りにする
③鍋に湯を沸かして鰹節を入れてだし汁を作る
④フライパンに油を熱して豚肉を入れ、中火で両面を色づくまで焼き、ナーベーラーと豆腐を加える
⑤塩を入れて、蓋をして5分蒸す
⑥煮汁が出てきているのを確認し、だし汁と調味料を加え混ぜる
⑦再び蓋をして3分弱火で煮て、味噌を溶き入れ出来上がり
ナーベーラーは水分が多く、カリウムやビタミンK、葉酸を含みます。
煮汁をいただくとき、体に良いものを取り入れている気持ちになります。
中国の医食同源の教えで「水分は食べ物からとる」という考えがあるというのを聞いたことがあります。ヘチマの煮汁には、それに通じるものを感じます。
▼そのことはこちらの記事で書いています。
\近日、新マガジンをリリースします/
年中ダイエット・抑うつ・不眠・肌荒れ・便秘に悩んでいた私の経験、琉球ごはん研究家の活動の試行錯誤など、私が書きたいことを好きに書く場所を限定マガジンという形で作ってみようと思っています。
準備ができたら、こちらでお知らせします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。スキ、コメント、サポートがとても励みになっています。また遊びに来てください^^