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土壇場から脱出せよ!機転を利かせて斬首を免れるには!?

しゃばだば!(挨拶)
みなさま一週間ぶりでございますね。
本日も元気に『伝馬町牢屋敷』知識のご紹介です。

もし江戸で死刑!となったらどうなるの!?というお話

どうなるもクソもねえよ!死ぬんだよ! 

とお思いになったかもしれませんが、江戸の生命刑(死刑)には
下手人(時代劇では『人殺し』の意味で使われることが多いですね)死罪・獄門・磔(はりつけ)・鋸引き・火焙りの六種類がございます。

どれも聞くに恐ろしい刑罰ですが、
今回は下手人・死罪・獄門 の『斬首』、首を斬られる刑罰だった場合についてです。

いざ執行だ、という段になりましたら
同房の囚人たちが念仏を唱えて見送ってくれる中、
両手足を縛られ、面布を付けます。そして

処刑場である土壇場(どたんば)に連れて行かれます。

そうです、我々の日常生活でも使っている『土壇場』はここから来ているのですね。

そこで打首役人、もしくは『山田朝(浅)右衛門』に
首をスパッと斬られあの世へ送られるのです。。。


いやあぞっとしますね。
ここまで『土壇場』だともう運命を受け入れるしかありませんね。

しかし、一度は

土壇場に座ったけれど、機転によって一命を取り留めた逸話があるのです!!


こんな窮地でどうやって刑を免れたのかと言いますと、
その囚人は 

うなじに『東照大権現』と入れ墨を入れていたのです。

東照大権現つまり徳川家康のことです。

いざ参る!と 刀を振り上げた打首役人は、うなじの文字に気づき、そして迷います。


『この首を斬ってしまえば、東照大権現様を斬ってしまうことになる・・。果たしてそれはよいのだろうか!?』

打首役人は牢屋奉行らに報告し、

結果囚人は斬首から免れたそうです。

以降、この逸話に続けとばかりに首に刺青を入れた悪党どもが後を絶ちません。
怒り心頭のお上は『首の皮を剥いでから首を斬る』ことにし、斬首は執行され
以来東照大権現の刺青はなくなったという話です。


それにしても最初に彫った罪人はよくよく考えたものですね。
何が何でも生き抜くという機転の利かせ方、見習いたいものですね!
(けど斬首はゼッタイNO!)


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