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    コーヒーに関して書いたものをまとめています。

最近の記事

阿呆の性だ

久しぶりに。 踊る阿呆に見る阿呆なんて言葉がありますが、ハロウィンのコスプレ集団、これは踊る阿呆という事になるでしょうね。 神無月の終わりの1日に魑魅魍魎が跋扈する、単なる偶然と言うのも何だか勿体ない気がします。 さて、踊る阿呆の魑魅魍魎共、何かと批判されがちですが、踊るのにも才能が必要な訳で。 物事を楽しむ才能とでも言いましょうか。 日常を忘れて非日常に身を委ねる。昔で言うところの祭ですね。 昔の祭なんていうと神事の1つでもありました。 神事ですから、ほとんど住民総出

    • 焙煎ログ記録機能付き改造片手鍋

      前々から 焙煎時の温度と時間を計測したいけど、その為にはやはり本格的な焙煎機が必要になるし、高価だしなぁ と思っていた。 今使っている器具 アウベルクラフトの手廻し焙煎器では温度計を刺す場所が無いからログを取るは厳しい。というか、例え温度計を刺せたとしても、網だから、投入温(豆を投入する前の予熱)とかボトム(豆を投入し、予熱から温度が下がり切ったところ)を追いかけるのは厳しい。やはりお金貯めて本格的なの買うしか… しかし、煎り立てハマ珈琲さんのYouTube動画で、

      • 焙煎記録3〜エチオピア イルガチェフェ〜

        写真は特になんの関係も無い僕の家に居るサボテン。1年半程適当に育ててたんですが、適当でも花が咲いたんですよ。可愛いね。 それはさておき、エチオピア イルガチェフェ ナチュラルG-4の焙煎をしていきます。 今回は1バッチなので、豆の説明も載せつつ。 モカ・イルガチェフェという名前で売られている事もある。エチオピアのシダモ地区の中にある、イルガチェフェという場所で生産されたもののみを集めたコーヒー豆。 ナチュラルというのは精製方法の1つ。コーヒー豆を収穫した後、果肉を脱穀

        • 読書記録「断片的なものの社会学」

          久しぶりに本を読んだ。岸政彦さんの「断片的なものの社会学」という本。takunaruというオススメの本をすれ違い通信で交換する、みたいなアプリでオススメされて、気になったから読んでみた。 社会学者である著者が論文にまとめる事をしなかった、どのように解釈すべきか分からなかった、そういった経験やインタビューの内容をまとめた本だった。 この本を読んで、物書きの友人と飲みに行った時に彼が話してくれた事を思い出した。 小説で登場するとフィクション感がマシマシになってしまう様な事柄

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          7本

        記事

          創作消費者の心得

          僕が偉くなったらろくろを回すポーズを取りながら言いたい事に 創作というものは、自分の癖(へき)を如何に綺麗にラッピングするかという試行錯誤だと思うんですよね というものがある。ほかの誰かが既にやってるかもしれないけど。 例をあげると、谷崎潤一郎とか。モロに自分の癖を綺麗にラッピングした人じゃん。彼の場合は癖っていうか、性癖だけど。「わぁ、綺麗」って封を開けたが最後、訳の分からない所に連れていかれる。 そして気づいたら彼の別の著作も読んでる。こんな作品が後世まで語り継がれ

          創作消費者の心得

          焙煎記録2

          今回は エルサルバドル サンカエターノ農園 パカマラ を2パターンに煎り分けていこうと思います。 使っている焙煎機は前回の記事を参照の事。 生豆 かなり大粒で薄緑な感じ。 まずは中煎り程に 重量200.3g→165.6g 焙煎指数1.2095 ゴールド8分30秒 1ハゼ13分20秒 2ハゼ16分30秒 煎り止め17分 続いて中深煎り程に 重量184.4g→147.8g 焙煎指数1.2476 ゴールド6分30秒 1ハゼ11分14秒 2ハゼ15

          焙煎記録2

          焙煎記録

          コーヒーの生豆を1kg3種類ほど買ったので、それぞれ焙煎してみた。 買ったのは エチオピア イルガチェフェG-4ナチュラル ブラジル さくらブルボン ニカラグア サンタ・アナ農園 SGH の3種類。 焙煎に使う器具はこちら。 アウベルクラフトの手回し焙煎器。1年半ぐらい使ってます。2サイズあるうちの大きい方で、最大250g迄の生豆を投入可能。ただし、最大量入れると焼きムラが出やすくもなるので、僕は基本1バッチ200gで統一してる。 見えてないけど、五徳にセット

          焙煎記録

          チョコレイト・いずこ

          タイトルのフレーズがふと頭に浮かんできた。Perfumeのチョコレイト・ディスコのリズムで。寝かせておくのも勿体ない気がして供養の為に筆を取ってみた。 しかし、過去のバレンタインデーを顧みても、特にエピソードを持ち合わせていなかった。バレンタインデーだからといって特にはしゃぐ事が無いまま、はしゃぐような歳でも無くなってしまった。僕は悲しきおじさんだった。 不意にそういった事実を突き付けられて、ほろ苦どころか、カカオの実を無理矢理口に押し込まれてる感じだよ。アゴが外れちまう

          チョコレイト・いずこ

          文化の寿命

          こんな話を聞いたことは無いだろうか? 大衆文化の寿命はおおよそ50年程。文化として根付いて50年の辺りから説明無しには受け入れられなくなる。 聞いた事あるなって人はきっと、昭和元禄落語心中を見たことある人だね。僕もそれで聞いた。 この言葉は昭和元禄落語心中に登場する小説家の先生が言ったものだ。ここでは落語心中のストーリーについては語らない。めちゃくちゃ良いので、実際に見て。 僕はこの言葉がとても印象に残っていて、聞いた時に出典を調べてみたんだけど、落語心中以外の出典は

          文化の寿命

          坊主

          しばらく前にお坊さんと月一程度に話をする機会があった。 破天荒な坊さんで、スキンヘッドにグラサン、恰幅がよく、目付きも鋭い。坊さんなので袈裟。腕に着けてる数珠はよく見たら粒が全部髑髏。寺じゃなくて、街中でそれ。 キャバクラには行くけど、そこではお酒は飲まない、戒律あるから。とか言ってた。 これは人間椅子のPV見てたらその人を思い出したから書いてる。 しかし、そんな感じでも、坊さんは坊さん。話はとても面白いものだった。 人間の心は器、感情は水みたいなものだ、器から溢れ

          居酒屋ウイスキー三銃士を連れてきたよ!

          私事ですが、保険を別のに変えまして。 保険って契約するとお礼の品が貰えたりするじゃん? その品がウイスキーだったんですよ。 趣味嗜好を知られている方に保険を見繕ってもらったから、お礼の品もそれに合わせてくれたのだろう。もっとこう、健康的なものかと思ってたんですけどね。保険屋さんだから。 めちゃくちゃ嬉しいけど、「お酒でもいいんだ」って驚きが先立ってしまった。 でも、貰ったお酒飲みながら考えてみたら、酒は百薬の長だし、めちゃくちゃ健康的だな。最適解では? まぁ、最悪

          居酒屋ウイスキー三銃士を連れてきたよ!

          沼への沈み方

          前の投稿でハンドドリップの沼に誘っておいて、沼への沈み方をレクチャーしないのは不親切だったなって。反省しています。 嗜好品は「好みで嗜む品」なので、これもあくまで僕なりの1つの解釈である事は先に述べておきます。オタクの皆さまと宗教家の皆さまは良く理解してると思うけど、解釈違いは戦争を産むからね。コーヒーでも一緒。お互いの解釈を尊重しあうのが大事。 保身が終わった所で、本題へ。 最初にハンドドリップとはなんぞや?というお話。 前の投稿でも少し触れたけど、コーヒーには大き

          沼への沈み方

          my new gears

          新しいコーヒー器具を買ったので、紹介させて下さい。 ドリップポットはタカヒロ コーヒードリップポット雫 ハンドミルは1ZpressoのZpro ドリッパーはコーノ式名門ドリッパー ドリップスケールはAmazonで3000円位だったやつ。 まずは雫。これはずっと欲しかった。お湯を細く細く注ぐ事に特化した1品。 左がタカヒロ雫、右の比較がHARIO V60 ドリップケトル ヴォーノ。注ぎ口の細さが見て取れる。 美味しいコーヒーを淹れる為には最初に落ちてくる液の濃度が

          my new gears

          ボヤけた選択肢

          沢山並んだ選択肢。選ぶ2歩までは確かにハッキリと見えていた。でも、そこから更に1歩を踏み出した途端、急にボヤけてしまって、輪郭が掴めなくなる。 仕方が無いからまた1歩下がる。そうするとまた沢山の選択肢はハッキリとその姿を表す。 今度は違う選択肢へ歩みを進めてみる。 まただ。最後のビジョンだけはどうしてもボヤけてしまう。必死に目を細めても、モヤが掛かった視界は晴れない。曖昧な完成形を眺めながら悟る。 どの選択肢を取ろうが同じ事だ。2歩手前の印象から一足飛びに選び取らなけ

          ボヤけた選択肢

          枯れ尾花だから実らない

          知らない道を歩くのが好きで、散歩してみることがある。 近場のスーパーに行く道から分岐して、あまり通らない道へ。そこから更に分岐して通った事の無い道へ。大体の場合知らない場所に出る。電柱や信号機に書かれている地名を読む。突然遠くの街に出るなんて事がある訳もなく、ここが隣町だと知る。「なんだ、隣町か」と思いながら歩く。 住んでいる街から歩いている訳だから、隣町に出るのが当たり前の事だけど、少しガッカリしてしまう。幽霊の正体見たり枯れ尾花。 それでも隣町を歩いてみる。 知ら

          枯れ尾花だから実らない

          電子の津波

          ペーパーレスの波が押し寄せてくる。通販サイトで本を買おうとしてもデフォルトは電子書籍だったり、職場でも今まで紙で提出だったものがタブレット端末への入力に変わったり。ここ2年くらいで身の回りでも波に飲まれ、溺れかけている事柄が散見されるようになってきた。 もちろん、そうなるだけの良さがある。手軽、かさばらない、木を切る事も無いから環境にも優しい。紙文化にとって荒波過ぎる。そのうち全部飲み込んで完全ペーパーレスになっても不思議じゃないし、世の中そういう方向に向かうのだろう。実際

          電子の津波