仲里正周(セイシュウ) / 建築家 /パパ

https://space-style-lab.com  沖縄出身の一級建築士です。建…

仲里正周(セイシュウ) / 建築家 /パパ

https://space-style-lab.com  沖縄出身の一級建築士です。建築、暮し、子育て、ビジネス、自論等、思考整理も兼ねてマイペースに書き留めていきます。 県立高校→国立大学(意匠系研究室)→現場監督→設計事務所勤務→S_Lab(一級建築士事務所エスラボ)代表

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人生の転機/自己紹介

皆さん初めまして。 沖縄で建築の仕事をしている30代のオスです。 平均寿命の1/3程度しか生きていない僕が人生語るには生意気な気がするけど自己紹介も兼ねて書いていきたいと思います。 人生には何かしらの転機があって、今の生き方に至っていると思う。僕にも転機と思える事がいくつかあった。僕の場合、特に思い返されるのは学生時代で以下の4つです。 1.団地から新築一軒家へ 2.中学1年時の担任 3.虚しい中学時代 4.充実させた高校時代 これらがあったから今、建築家として安定、

    • 妄想のある日常

      少年の視点だと、森からニョキっと立ち並ぶ鉄塔を見ると怪獣に見えてます。 建築士の視点だと、施行が大変そうだな〜っと思い見てます。

      • 絶対確認して欲しい!津波被害予想エリア!

        まず結論から、、 今回お伝えしたい事は、各都道府県又は市町村が出している津波災害警戒区域を確認して欲しいということだけです。 「津波被害予想 〇〇県」と検索すると出てきます。 僕の住む沖縄県名護市では下のような資料が出てきます。 ================================ ↓津波の到達時間と被害エリアが分かる資料↓ https://www.pref.okinawa.jp/site/doboku/kaibo/h27tunami/h27tunami_

        • 建築家も土地選びから関わったほうが良いと思わせた出来事

          建築事務所に依頼する方の中には、建築する土地が決まっているお施主さんもいらっしゃいます。建築家は、お施主さんが選んだ土地に向き合い、適した環境造りを建築を通して行うのが普通なのですが、このやり方では稀に問題が発生する事があります。土地探しから住まい造りを検討している方は、僕が経験した問題を参考にして頂けると幸いです。 1.擁壁が違反の土地 お施主さんは、不動産屋さんの仲介で地主さんから土地を購入し、設計事務所に新築の住宅を依頼された方でした。その土地は2m以上の擁壁を造り、

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          あなたはどっち派?

          皆さんはお家を建てたいと思った時、まずどこに依頼しようと思いますか? お住いの地域によっても異なってくるかと思いますが、大概は初めにハウスメーカーを思い浮かべるのではないでしょうか? 僕の住む沖縄県はちょっと特殊で、初めから設計事務所に相談する方が多くいらっしゃいます。 また、他にも工務店に依頼するなど、お家の建て方には色々と選択肢があります。 今回はハウスメーカーと設計事務所を経験している僕が、複数ある選択肢の特徴を説明できればと思っています。(※建売物件や中古物件な

          建築家がクライアントの要望を鵜呑みにしない理由

          建築家はクライアントの言った要望を鵜呑みにして計画はしない。 その理由は、最初に伝えてくる要望はクライアントの知識や経験の中での最適解であり、建築計画中の建物では最適解でない事があるためだ。 分かりやすい例は、雑誌などで見た広い空間で有効な平面計画を、大きさも形状も異なる空間で同じく採用して欲しいと言った要望などがある。 建築物は敷地や周辺環境、法律、予算、必要機能など様々な要素を基に創り上げるため、同じ物が無い。 広かったり、狭かったり、長かったり、低かったり、デコボコし

          建築家がクライアントの要望を鵜呑みにしない理由

          コロナ生活で気付けた暮らしの工夫

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          授業中のノート落書きも無駄じゃない?

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          黒に惹かれる理由

          建築家は芸術家じゃない

          小学生になった未来の娘へ

          パパも小さいころに疑問に思っていた「お勉強は何でしなきゃいけないの?」について、大人になったパパなりの答えが出たので読んでみてね。 漢字は少なくするけどわからない時はアプリで調べてね。 日本では、勉強しなくても生きてはいける!確かに算数や国語、社会、英語、理科など全てがしょうらいの仕事で役にたつわけでは無い。でもね、勉強していた方がぜったい得するよ! 将来の夢は今あるかな? もし、無くてもぜんぜん平気。パパも小学生の頃は「将来の夢は社長になる事」と、てきとうなことを言って

          建築を生業にすると・・

          建築を仕事にしていると、日常の生活が人一倍楽しくなる。生活の中での発見が全て建築(仕事)に繋がるからだ。 例えば、料理、洗濯、掃除などをしていると、実用的で家事の負担が減る提案を出来るし、育児をしていると安全かつ楽しい空間を設計する事が出来る。レストラン、ショップ、ホテルに遊びに行くと、その体験が設計の糧になる。 また、ファッションを考察し、楽しむ事はインテリアデザインに通じる事も多い。 極め付けは、ただの散歩が楽しい。 建物や都市、自然を見る度に素敵な理由や、素敵じゃ

          叱るってスゴイ

          ある時、「叱る」ってとてもエネルギーが必要でスゴイ行為なんだと思った。 (※自身の感情を発散させる為に行う「怒る」とは違います。) 友人が会社の為を想い、頻繁に後輩を叱っているという話を聞いた時、「凄く優しい」と感じた。 叱る事で、叱った相手への心のケアや、関係を上手く保つ努力、またその発言が自分にブーメランとならない様に気を付けるなど、とてもエネルギーを使う。 その叱る行為の原動力には、クライアントさん、株主(出資者)さん、会社の発展の為などあって、自分の為では無いの

          建築士になって分かったこと03

          僕が学生時代抱いていた建築士イメージは、実際なってみると違ったという話の続きを書きたいと思う。今回は以前書いた下記の1と2の続きで、3〜5について書いていく。 (主観を多く含みます。) 1.建築の事は全て分かる。 2.お金持ってそう。 3.なれれば一生安泰。 4.仕事が楽しい。 5.何となくカッコいい。モテそう。 まず3.の一級建築士に"なれれば一生安泰"についてだが、同じ一級建築士でもペーパードライバー的なペーパー建築士から世界で活躍する巨匠までピンからキリだ。医師や弁

          建築士になって分かったこと03

          照明のデザイン

          日本では"普通"になっているシーリングライトは住宅で本当に快適なのか?ってお話です。僕の持論は「NOOOO!」です。 ↓シーリングライトは天井に付いているこれ↓ 照明デザインは"照らす範囲"と"照らし方"、"光の色"の組み合わせで計画を行います。 "照らす範囲" 部屋全体を照らす「全般照明」と必要箇所だけ照らす「局部照明」、両方を合わせた「タスクアンビエント照明」。 "照らし方" 光源が見える「直接照明」と、光源を隠した「間接照明」。 "光の色" オレンジ色(夕日の

          拝啓 3歳3カ月の娘さま

          早いもので、もう3歳ですね。 おしゃべりも上手になり、オシャレへのこだわりも出てきていますね。こだわりを、個性として伸ばしていけるよう、サポート出来たら父は嬉しいです。 今の世(R2/7/2)は新型コロナウイルスの影響で色々な変化が強いられています。この文章が読める頃は、きっとワクチンが出来ているのかな。 学校の授業は教室とオンラインどちらか選べる様になってるのかな? 自然豊かな地方に住む人は増えているのかな? 父は建築を楽しめているかな? 昭和、平成、令和を生きてる父は