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建築士になって分かったこと03

僕が学生時代抱いていた建築士イメージは、実際なってみると違ったという話の続きを書きたいと思う。今回は以前書いた下記の1の続きで、3〜5について書いていく。
(主観を多く含みます。)

1.建築の事は全て分かる。
2.お金持ってそう。
3.なれれば一生安泰。
4.仕事が楽しい。
5.何となくカッコいい。モテそう。

まず3.の一級建築士に"なれれば一生安泰"についてだが、同じ一級建築士でもペーパードライバー的なペーパー建築士から世界で活躍する巨匠までピンからキリだ。医師や弁護士の様に資格を取れればほとんど、食いっぱくれ無いという資格では無い。なので、自分のキャリアプランを考えて、腕を磨いていく必要がある

4.の"仕事が楽しい"に関しては、まったく違うわけではないのだが、僕の場合は、きつい事8割、楽しい事2割と言った方が正しい表現になる。
きつい事8割とは、黙々と作業をしている時間で、情報整理、図面・CG・模型等の作成、予算調整、申請業務、現場監理などで、これが業務の中で圧倒的に長い。
楽しい事2割とは、自分のアイディアで喜んでもらえた時、無事竣工しクライアントさんの笑顔を見れた時、建物利用者が嬉しそうに過ごしているのを見た時などである。

"書いていて気付いたんですが、僕は人が喜んでくれる反応を見れる時が楽しいみたいです。あと、建築はエンドユーザーの喜んでいる顔が直接見れるので、とっても楽しい部類の仕事なのかもしれないですね。(言う事が変わってすみません。)"

5.の"何となくカッコいい。モテそう。"に関しては、ありがたいことに一級建築士と言ったら、多くの方は多少のリスペクトを示してくれる。
ただ、モテに関しては、微妙。
もし、建築業界を知っている方に勤め先などを聞かれて、個人事務所勤務と答えるとモテないと思う。大手ゼネコン勤務か、独立して大活躍してればモテモテになるかもしれないっ笑
昔の様に「建築家=大先生」の様な時代では無い。

ちなみに僕は大先生にはなれないけど、クライアントさんにとって「建築オタクの友達」的な存在を目指していきたいと思っています。

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