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N/S高のバーチャル学習の中身

N/S高の普通科の生徒は、VR機器「Meta Quest 2」を利用したバーチャル学習が行えます。バーチャル空間で実際に触れたり動かしたりできる教材の利用によって、学びをさらに深められるのです。今回は、実際にどのようなバーチャル学習ができるのかを紹介します。


バーチャル教室環境で学習

N/S高の生徒は通常、必修授業と課外授業の学習に利用できる学習アプリ「N予備校」で学びます。N予備校の教材は主に映像とテキストで構成されていて、パソコンやスマートフォン、タブレットでの学習に最適です。そうした学習環境の中で普通科の生徒はさらに、VR機器「Meta Quest 2」を利用したバーチャル学習が可能です。

バーチャル学習は、「国語」や「数学」といった個々の科目に用意されている教材をパソコンやスマートフォンで視聴するのではなく、バーチャル空間内で実際に講師から授業を受けているようなバーチャル教室環境で学べるものです。

バーチャル学習で生徒が見ている画面。

このバーチャル教室では、目の前で講師がモニターや黒板を利用して授業を行っている環境が再現されます。教材の内容自体は、パソコンやスマートフォンで受けられるものと同じなので、バーチャル上でも何回でも再生でき、好きな場所で止めたりできます。わからないところがあれば、繰り返し講師の説明を聞くことができるのです。周りには生徒のアバターも表現されており、教室で他の生徒と一緒に授業を受けているような感覚も得られます。

ナウマンゾウ、天体、六条院が目の前に

バーチャル教室環境で学べるバーチャル学習の最大の魅力は、各科目に用意されたバーチャル教材にあります。例えば「理科(地学)」では、ナウマンゾウやアンモナイトなどの古生代の生物を手にとってその構造を確かめられる教材が用意されています。

バーチャル教材のナウマンゾウは手にとって拡大・縮小が可能。いろいろな角度から観察できます。

「社会」では、大航海時代にコロンブスやマゼランが開拓した航路が、バーチャル教室内の地球儀に再現される教材が提供されています。コロンブスやマゼランがそれぞれの航路に沿って移動するアニメーションを見ることができ、記憶に残りやすい仕組みになっています。

コロンブスやマゼランを乗せた船がそれぞれの航路を移動する様子をアニメーションで見られます。

「科学と人間生活」では、暦の学習における天球の理解のために宇宙空間の中で天体の動きを学べるような教材もあります。暦や天球について体感的に学習できるのです。「英語」では、前置詞の理解をサポートする箱と小鳥を使ったかわいい教材も用意されています。

バーチャル教室内で宇宙を再現して天体についての理解を助けます。
in、on、beside、in front ofなどの前置詞の使い方を、小鳥と箱の位置関係で分かりやすく説明。
国語(古典)では源氏物語に登場する六条院を再現。

上記で紹介した教材以外にも、各科目でさまざまなバーチャル教材が用意されています。そして、これらのバーチャル教材は、体感的な学習によって学びをより深められる機会を生徒に提供しているのです。N/S高では、こうしたバーチャル教材を今後も継続して開発・提供し、普通科の生徒の学習をサポートしていきます。

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