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【役員Q&A】パ―パス/バリューについての疑問をぶつけてみたら、想像を超える答えが返ってきた

2022年度に策定したNRIデジタルのパ―パス/バリューを社内に浸透(共鳴)させる活動を、今年度から各組織の担当者がボトムアップで推進中です。

その中で、多くの社員からさまざまな意見や疑問が挙がってきました。浸透活動の進捗報告がてら経営層にぶつけてみよう!ということで、役員と担当者たちとのダイアログを実施しました。そこで交わされた主なQ&Aをご紹介します。


Q:パーパス/バリューの総論はそのとおりだが、実際行けるのかな、と感じている社員もいるようだが?

新しい価値を創り出すことを大切にしている社員が集まって、各社員のそれぞれの強みを活かし、プロジェクト全体をより良くしていくことが大事だと考えている。一人ひとりのレベルで新しい価値創造を完結するプロジェクトもあるが、より多くの異能人材が掛け算されて、これまでない価値を創造できるとよい。

Q:バリューの「スピード感」「リスクを超えて」などに対し、一部で共感しづらいという声が挙がっているが?

NRIデジタルの5バリュー

顧客が求めているものの一つに「変革スピード」がある。この期待に応えるために、顧客の期待を超えるスピードを実現価値としたい

リスクについては、ヘッジする方法を考え抜くことで、リスクとできることのギャップが縮まると考えている。

「最先端の実装」は、新しい技術に触れる機会がないからダメ、というわけではない。使いこなせる幅を持っていることが大事である。

Q:野村総合研究所(NRI)グループで大切にしている「品質」や「顧客と共に」というワードが、NRIデジタルのパーパス/バリューに入っていないのはなぜ?

「品質」「顧客と共に」の2点は、NRIグループのベースにあるバリューである。NRIデジタルの特長として重ねたいバリューを、今回は明記した

Q:パーパス/バリューにグローバルの要素が入っていない理由は?

NRIグループとしては大きな柱の一つ。 NRI デジタルとして戦略の柱の一つにするほどではないが、やらないと言っているわけではない。
戦略を立てて実行することだけがグローバルではない。NRIデジタルでは、例えば海外拠点と組んでやっている人たちもいるし、顧客がグローバルというケースもある。海外の高度 DX プレイヤーとのつきあいは、我々はグループ内で一番近いところにいる。色々なグローバルがあるので、自分の周りにあるグローバルはやっておいてほしい。 NRI グループとして、加速するときのために準備しておきたい 。

和やかな雰囲気でダイアログを実施

最後に、役員から担当者たちに対し、以下の激励メッセージが伝えられました。

パーパス共鳴は、タテ・ヨコ・ナナメでやり続けないといけないと思った。引き続き“自分ごと化”を進めていただきたい。パーパス/バリューは散々議論して、そぎ落とすもの、絶対入れたいものなどを話して、最終形に落ち着いた。10 年後には違うことを言っているかもしれないので、そのときはまた新しいものを作ればよいと考えている(増谷洋会長)

皆さんが牽引する役割なので、実際やってみたとき、疑問・不安が生じやすいと思う。しわ寄せが来ると思うので、適宜、共有してもらいたい。パ―パス策定メンバーからバトンを渡された皆さんと、やりとりさせてもらいたいので、いつでも議論を吹っかけてきてほしい(雨宮正和社長)

そのほか、NRIデジタルの事業の現在・将来にまつわる深い対話もなされ、パ―パスを軸に、経営層と参加社員との相互理解が深まるダイアログとなりました。このダイアログの主な内容は、その後開催された全社イベントで、全社員に共有されました。

近年、パ―パス経営が注目されていますが、まだ世の中に前例があまりないため、皆でアイデアを出し合いながら、社内浸透や事業への取り込みにチャレンジしているところです。一つのモデルケースとして、今後もNRIデジタルの取り組みをお伝えしていきます。
(執筆:NRIデジタル広報、パ―パス共鳴活動事務局 瀬戸)


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