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放課後からつながろう 保護者と、地域と、中学生たちと

近頃よくスタッフ同士で服のコーディネートが被るという、都内のアフタースクール拠点「しのわくスクール」。子どもたちにも「めちゃくちゃ服似てるね~!!」と笑われているそうです。笑

そんなしのわくスクールでは、保護者や地域の方々に、子どもたちの“やりたい”や“好き”を共有したい、そしてもっと関わりを深めたいと、様々な企画を試みています。例えば、保護者向けの「オープンデー」を実施したり、「地域で出店プロジェクト」にチャレンジしたり…。

「地域で出店プロジェクト」は、学校近くにあるジェラート屋さんにお願いして、定休日に店先をお貸しいただき、子どもたちがそこで様々なことに挑戦するというものです。

子どもたちが作った作品を披露してその作り方を教える、コントや漫才の披露、絵本の読み聞かせなど、何をやるかは子どもたち次第!失敗も成功も何でもありです。

このプロジェクトについては、いつか別の記事で詳しくご紹介したいと思っていますので、お楽しみに♪

さて今回は、しのわくスクールでの「中学生ボランティア」のお話をご紹介します。

今年の2月頃から、卒業生でもある近隣の中学生たち5人が、部活動が休みの曜日に、ボランティアとして参加してくれています。

しのわくスタッフが、たまたま校庭で会った(6年生の時の担任の先生に会いに来ていた)彼らに、「今度暇だったら遊びに来てよ~」と声をかけたら、その翌週から本当に遊びに来てくれたのがきっかけでした。

昔しのわくを利用していたわけでもなく、スタッフも知らない子たちだったのですが、本当に来てくれるなんて驚きでした。

中学生が来てくれるようになってから、彼らのおかげで放課後の時間がより充実したものになってきています。

■中学生ボランティアたちが来てくれてからの良い変化

①子どもたちの集団遊びに対する意識が変わった!
自分勝手なルールでもめたり、負けそうになると途中であきらめてしまったり、仲間を責めて言い合いになるなど、トラブルも多かった校庭遊び…。中学生のお兄さんお姉さんが遊びを仕切ってくれることで、正しいルールで遊んだほうが楽しいこと、仲間と協力することの喜びを少しずつ学んでいます。

➁先輩の活躍する姿を身近に感じる
しばらく利用のなかった6年生が、中学生の活動の様子を見て「私も中学生になったらボランティアに来たい」と言ってくれました!先輩の姿を見て、下の学年が育っていくのは、嬉しいですね。

③保護者の方も嬉しい
一番熱心に活動してくれている中学生のお母さまも大変喜んでくださり、「毎回汗びっしょりで、満足そうな顔をして帰ってくる。私としても放課後どうせ暇にしているなら、こうして誰かの役に立てているのが嬉しいです!」とわざわざお礼を言いに来てくださいました。

④学校の先生も嬉しい
副校長先生や元担任の先生も、子どもたちが一緒に遊ぶ姿を見て「いいね、楽しそうだね~!」ととても喜んでくださっています。活躍している卒業生を見られるのは、先生方も嬉しいと感激してくださっていました。

最近では中学生が締めの片付けを手伝ってくれたり、子どもたちを注意してくれたりと、どんどんスタッフ側に回ってきてくれていて助かっています!

地域連携というと、近くのお店や大人たちばかりを思い浮かべていましたが、小学生にとっては、中学生だって立派な地域の先輩。これも地域連携の小さな第一歩なのかもと感じています。

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