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「勉強」のデメリットについて

一発目からネガティブ内容かよ!
と思うかもしれませんが、とても大事な話なのでつらつらと書いていきます。

「勉強」。
この言葉を聞いて、まず何を思い浮かべるでしょうか?

・学生がやるもの
・良い大学に入って良い就職先に入るためのもの
・めんどうでやりたくないもの
・生きていくうえで必要なもの
・やらなくても困らないもの

色々あるかと思います。
学校や塾などの機関がある時点で、多くの人が触れることには間違いなさそうですが…。

今回は、あまり語られることの無い、勉強におけるデメリットについてお話しようと思います。

なお、ここでいう「勉強」とは、いわゆる「学問」のことを指すものとし、「社会勉強」などと表現される勉強とは違うものと定義します。

①平均から離れていく

大前提として、学問の勉強はすればするほど頭に入ってきます。時間をかければかけるほど、深く理解できるようになる。

言い換えれば、多くの人が属する「平均層」や分布の中間である「中央値」からは離れていくことになります。

ステータスでいえば「尖っている」状態になります。
もちろん、それを求めていたり、それを目的にしている場合は万々歳なのですが…

目立つことや他から逸脱することを好まない人の場合は、勉強できることがデメリットとなり得ます。

有り体にいえば「多数に馴染みにくくなる」わけです。
目立たないことや、周りに合わせることが美徳とされ易い日本社会では、はみ出しもの扱いされてしまうことも多々あります。

教員が生徒に「この問題わかるか〜?」と聞いた時、
「はい」と1人だけ手を挙げて、見事答えることができたとしましょう。

その時、周りの人はどう思うでしょう?

「すごい!」でしょうか
「頭良い〜!」でしょうか

そうではないことがほとんどなのです。

「なんだよ調子のりやがって」
「頭良いアピールかよ」

ざっとこんなものでしょう。

問題が分かるかと聞かれ、分かるから手を挙げて答えただけなのにも関わらず、です。

もちろん、周りが確実にそう思っていると断言はしません。雰囲気の良いコミュニティであれば、素直に尊敬されることもあるでしょう。
しかし、教育現場を多数見てきた経験から言わせてもらっても、認められるというのはなかなか稀なケースだと思います。


②他人の粗が目につくようになる

先程のデメリットと関連しています。


基本的に物事を知れば知るほど、「他人が知らないこと」に気づくようになります。

例えばですが、2ケタの引き算に苦戦している小学3年生がいたとしましょう。

大人から見ればすぐに解ける問題なので、つい口出ししたくなりますよね?

そういうことです。

「自分が知っていて相手が知っていない」と、指摘したくなるのが人の性分です。

そういう機会が増えてしまうことがデメリットです。

ほとんどの場合、人間は他人から指摘されることを好みません(もちろん例外はありますが)。

指摘をして嫌われるか、指摘を我慢してモヤモヤするかの2択を強制されてしまうわけです。


③恋愛下手になりやすい

学生の頃の学習成果と将来の収入には正の相関があるということは言わずと知れたことですが、

仕事ができて、収入が高い女性ほど未婚率が高いのはご存知でしょうか

また、勉強の成績が良い人はいわゆるスクールカースト下位に属することも指摘されています。

勉強に着手していない人に比べ、恋愛にかける時間が相対的に少なくなりやすいため、必然ともいえるのですが…

人は基本的に、頭が良いか悪いかでパートナーは選んでいないようです(もちろん、頭が良い人が好きという人もいます)。

この項目は恋愛至上主義の方からすれば、これ以上ないデメリットかもしれません。


④「勉強できる」ことをメリットに変えられる場所へ

ここまで読んで気づいた人もいるかもしれませんが

前述したデメリットは全て「メリット」と捉えることができます。

①は、他の人と一線を画した、優秀な人材に。
②は、いち早く間違いに気づき修正できる目。
③は、時間的制限や出費が少なく、自由度が高くなる。

場所や場合により、その「要素」はプラスにもマイナスにも働き得ます。

⑤まとめ

今回は、勉強をすること、延いては勉強ができることが、場合によりデメリットとして働くことを紹介しました。

もちろん、一般にも言われているとおり

勉強することのメリットは計り知れません

むしろ勉強してないとあっという間に搾取の対象にされるのが現代社会なので、勉強は必須と言ってもいいかもしれませんね。

「勉強」を自分のために、上手く使っていきましょう。

ライター︰野田

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