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まじプロ2019体験談 〜高校生編①〜

前回のまじプロに参加してくれた高校生の体験談です。
20年度はコロナで開催できなかったので、19年度が前回です。21年度はなんとかして開催します。その募集が夏から秋にかけて始まるので、それに合わせて体験談を公開します。

↓まじプロの紹介はこちら↓

今回体験談を書いてくれたのは、何の気なしに参加してくれて、終わる頃にはめちゃめちゃ活躍してくれた鳥越くるみさんです。3ヶ月間の波乱を、成長を見ていってください。

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名前 鳥越くるみ
学年 高校1年生(当時)
趣味 音楽を聴くこと、裁縫、食べること
好きな科目 英語
今年度の抱負 全部に全力で取り組む!

まじプロに参加した理由

一言で言うと、その場の雰囲気に流されたからです。

仲のいい友人のLINEグループで一緒に応募しないかと言ってくれたのが始まりでした。

募集ページを見て、なんだかあまりイメージが湧かないな…と思ったのを覚えています。

起業に興味があるわけではないし…と思っていたのですが、既にグループは参加する雰囲気でした。

うーんでも私は本当にやりたいのかな?ともやもやしたまま、やって損はないはずだしと自分に言い聞かせて応募してしまいました。後日、応募したのは私と紹介してくれた友達だけだったと知り、私がいかに流されやすい性格なのか思い知りました。

自分達の班は何を行ったのか

「寂しい思いをしている高齢者がいる」ということを課題に、世代を超えた料理イベントと卓球イベントの2つを開催し、両イベントで黒字を出すことができました。

料理イベントは、時期と今年の干支に合わせてねずみの顔の模様ができる恵方巻を作りました。近くの人と自己紹介やアイスブレイクで仲良くなってもらい、普段関わることのない組み合わせのペア(高齢者と小学生など)で、デザインから考えて1本の恵方巻を自由に作っていきました。

そのために、毎日恵方巻を作って米の量を計ったり作り方の紙や動画、恵方巻についてのクイズを作ったり、多くの準備をしました。

イベント当日は、予定以上の時間を自己紹介にかけるほど最初から盛り上がり、どのペアも楽しそうに上手なねずみの顔の模様の恵方巻を作ることができました。恵方巻に関するクイズも出題したのですが、皆さんが興味を持って熱心に参加してくださりました。

イベント後のアンケートでは、多くの方から良い評価をいただけました。衛生面の配慮などの課題は残りましたが、プレ実施での反省を活かせたのでイベントとしては成功だったと思います。

卓球イベントでは、まずアイスブレイクを兼ねてくじ引きのようなゲームでペアを決め、準備体操を行ってからダブルスの試合、という流れで進めました。

準備する時は、物や設備の点検、ルールの確認、どのように交流を混ぜるかを考えました。どこまで本格的なものにするか、高齢者対象でどこまでできるかなど、手探りで行うことばかりでした。

当日は、人数が多くなかったこともあり、ゆっくり全員の自己紹介を聞き、全体で仲良く交流することができました。幼稚園生の参加者が卓球の試合に参加できないなどの、予測していない事態も起こりました。しかし、空いているメンバーが交替しながら床を使って遊ぶなど、臨機応変に対応できました。

こちらのイベントも楽しんでいただけたようですが、高齢者の参加者がほぼおられず、「寂しい思いをする高齢者がいる」という課題の解決は達成しきれませんでした。そして集客の重要性を痛感しました。

今回の2つのイベントは、直接課題の解決に結びつきませんでした。日本全体で考えていく課題なので簡単ではありません。それでも真剣に取り組むべき課題に、これからも取り組んでいきたいと思います。寂しい思いをする高齢者を減らすには、持続した交流が必要です。今回のイベントは一度きりだったので、そこまで至りませんでした。ですが、参加者の大半は同じ地域の人々なので、外出時に会った時など細々とでも良いので交流が続くと良いなと思っています。

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活動中の役割、苦労したこと

実は私のチームは、結成当初と比べかなり人数が減ってしまいました。そしてリーダーが抜けた時に、私が新リーダーを任されました。

リーダーとして、そしてメンバーとして苦労したことは数え切れないほどあります。

何よりもまず、決断することです。私は異常なほど人の目を気にするので、自分が決断したことが人にどう思われるかを考えていなかなかすぐに物事を決められません。そんな私にとって、最終的な判断を任される役は非常に大変でした。多くの人の意見を聞き、自分の考えをはっきりさせる良い練習になりました。

そしてチームとして苦労したことは、2つのイベントを同時に企画するため、チーム内で2つに分かれていました。そのため仲は良くても1つのチームという感じがあまりなく、チームの一体感がうまれにくかったです。お互いに何をしているのかを、完全に把握できませんでした。

また私は恵方巻担当だったのですが、イベント準備のために毎日恵方巻を作り続ける生活がなかなかハードでした。米の量の計測、どの具材が適切かなどを毎日考え、節分後にはしばらくまきすは見たくない…と思うほどでした。

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活動を終えて感じていること

前述したように苦労だらけでしたが、それ以上に楽しくてあっという間の3ヶ月間でした。流されるのもたまには良いなと思うほど、まじプロに参加して良かったと強く思っています。

このように、やってみたら意外と面白いということは実は日常にもっと潜んでいるのだと思います。活動を終えて、少しでも興味を持ったことには、まず挑戦していこうと決意しました。

そしてその決意から数ヶ月経ちましたが、新しい挑戦によって自分の知っている世界がどんどん広がっていることを強く実感しています。自分の知らないことを知る度に、知らない自分の存在にも気づくようになりました。

また、挑戦することは色々な新しい人と出会うきっかけとなります。まじプロで今まで出会ったことのない人にたくさん出会い、その後挑戦してさらに新しい人に出会い、とても刺激的です。そしてそれが、自分自身がどのような人なのか見つめ直させてくれます。

活動が終わってからかなり時間が経ってしまいましたが、この新鮮な気持ちを忘れずに日々挑戦を続けたいと思います。

こうして自分について考えることが増えたように、私は今まで自分のことが全く見えていませんでした。私は周りにいる人によって外面がすぐに変わってしまいます。だから本当の自分がどのような人なのか、未だによくわかっていないのです。ですが活動を通して、自分の得手不得手が少し見えてきました。これを活かし、今後も自分を発見していこうと思っています。さらに、私本人はどう考えるのかなど、もっと私自身を大切にしていきたいです。

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