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結局「今を生きる」と何がいいの?

こんばんは。ライフコーチのNozomiです。
今日は「今を生きる」のお話。

1.今を生きるとは

昨今、マインドフルネスや瞑想の広がりもありよく耳にするようになりました。
♦︎過去や未来にとらわれず
♦︎五感をフル稼働させて
♦︎自分の心に寄り添った決断や行動をする。

2.人は50%彷徨っている

一方でそもそも「今を生きると何がいいの?」という点は
意外と曖昧で、抽象的な気がします。
今日はこちらにフォーカスを当てたお話。
私もあれれ?と思ったので、言語化しておこう。

米ハーバード大学心理学者のマシュー・キリングワース(Matthew Killingsworth)氏とダニエル・ギルバート(Daniel Gilbert)氏は、
幸福度に関して2250人分のデータを集めました。

その結果、人は起きている時間の46.9%において
「過去や未来」に心がさまよっている
ことが判明。
なんと半分以上の時間において、「今」に心がないのです。
なかなかの数字だなあ、と思います。

人間の脳みそって、ものすごいタイムマシン。
私達ってタイムトラベラー、ですね。

ちなみに「今」に集中し、
気が散らない傾向が最も強い行為は「セックス」でした。
改めて人間って、動物(笑)

けれど残念ながら。。
意識が過去や未来に投じられていると、
ネガティブ思考が高まり、幸福感を感じにくくなる、との結果。

「心のさまよいは、幸福度の重要なバロメーターになる。
現在の事象以外に思いを巡らすことによって人間の認知能力は高まったが、
感情面は犠牲になった」とキリングワース氏は分析しています。

3.今に生きるとなんで幸せになるの?

改めて
「今にフォーカスするとなんで幸福度が高まるか」
という点を具体化してみよう。
軸は3つありそう。

①今目の前に集中し、集中力が高まる。
└やりきることでの達成感の発生。
高い集中力の結果、良い成果を獲得しやすい。
└成功体験から、自己肯定感が高まる。
ありたいアイデンティティに近づく。

②五感がフル稼働する。
└感動体験が増える。
人は感動体験によって、動機づけ 認知的枠組みの更新, 他者志向・対人受容に良い影響を与えると言われています。

③目の前にいる他者に対し、充分に目を配ることができる。
└人間関係が良好になる。

過去や未来に馳せてもそこに対してのアプローチは全て仮想のものです。
今手足を動かせることは、今のことだけ。

改めていいことだらけだなあ、
すごくHappyだなあ、と思ったのでした。

小学校前までの子供は過去や未来を考える軸がほとんどないそうです。
いつも全力に目の前。
「来月動物園に行って象さんをみようか?」と言ったところで、
目の前のカメムシに全集中。
そして強烈に楽しそう!

大人はどうしたって、過去や未来に彷徨う生き物。
彷徨うことも大いに許してあげながら、
やっぱり今に生きていたいなあ、と思ったのでした。

スーパーノーマルな私の現状は、おそらく50%彷徨い民。
平均値。
まずは今を生きている瞬間、70%を目標にしてみる。

ちなみに100%今の人間、というのは可能なのかしら?
脳みそがあるかぎり難しそうだけれど、この点は追々の考察を。

ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。
皆様、良き1日、良き今をお過ごしください。


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