聞き上手は興味ある話しか聞かない
はじめに
今回は、ビジネス的な話をしていきたいと思います。
紹介する本は
「超一流の雑談力」 安田正
人の心を動かす力はすごく重要です。単純にチャンスが増えます。
分かりやすい例にすると、学生の部活などで実力は普通だけど、試合によく出れる人というのは、監督の心を動かしているということです。
心を動かすポイントは色々ありますが、この本ではコミュニケーションという視点に焦点をあて、日常の雑談から人の心を動かす方法が示唆されています。
その中でも個人的に気になったことを紹介していきたいと思います。
話の執着地点を決めておく
雑談が上手い人の特徴として
話の終着点を決めている
ということがあげられます。
どういうことかというと、誰かに何気ない雑談の中で自分の言いたいこと、知りたいことのポイントを決めていて、自分からの質問で雑談をその方向に向かわせるということです。
質問に意図がない場合、相手からいいリアクションは期待できまいし、話も広げられないことが多いです。
ポイントを決めておくと、質問もそこにつながるような話に誘導できるような質問をすればいいので、詰まることも少なく、スムーズに進められます。
すべて会話のシミュレーションをするというわけではなく、あくまでゴールを決めるということです。
ゴールは抽象的でもいい。
例えば、プライベートを知りたい、仕事の状況を知りたいなど
こういう風にスムーズにコミュニケーションをとっていくことで自分の印象が良くなり、相手の心を動かすことができるということです。
自分の興味のある話しかさせない
これはこの本を読んでの仮説なんですが、
聞き上手な人ほど自分の興味のない話を相手にさせない
のが上手いんだと思います。
基本的に自分の興味のない話を聞くのは、誰でもしんどいと思います。
聞き上手は、相手にわからないように自分が興味のある話に誘導することで上手く話を聞いて、相手の印象をよくしているんだと思います。
では、どういう方法をとっているのか。
それを紹介します。
それは
相手の話す内容の中のキーワードで興味のあるワードに注目して、それに対して質問、話を転換する
という方法です。
例を出します。
A:Bさんは、この前の休日は何してたんですか?
B:家族で釣りに行ってきました。
この時のAさんが回答する選択肢は2つ。
①釣りに詳しければ、釣りを広げる
②釣りが分からないなら、家族の話題に振る
Bさんの返答の中の家族と釣りという名詞で自分が興味がある方、もしくは今後、興味のある話題になりそうな方を選択して広げるということです。
釣りに全く理解がない場合、釣りの話を聞いても相手がいいリアクションをとってくれる質問をできない上、何より自分が楽しくありません。自分が楽しくなければ、会話は弾みません。
家族なら、誰もが分かるものであるし、今後自分が興味のある話題も出やすいため、釣りが分からない人は家族を選択して広げるべきです。
逆に釣りに詳しい人は、詳しいところを質問したり、相手より自分の方が詳しいなら、教えてあげたりもできるので、会話が深くなります。
まあ、こんな感じで自分と相手が深い会話ができるように相手の話す内容の中からキーワードを選定していきます。
注意してほしいのが、自分が興味があるだけで、相手が興味がない場合もあるので、その時はまた違う話題を相手の話からうまく転換する必要があるということです。
これをさりげなくやれる人が聞き上手で人の心を動かせる人だと思います。
まとめ
どうだったでしょうか?
今回紹介した方法は組み合わせることもできるので、一緒に意識してやっていくと、雑談力がかなり上がる気がします。
紹介した方法以外でも明日から使えるいい方法が満載なので、興味のある方はぜひ手に取ってみてください。
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。
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