【エッセイ】「主語が大きい話題」で収益を上げる
SNSで世間のニュースや話題のトピックを見るのが、すでに普通の事となっている。
私もXでいろいろな話題を見る。
SNS疲れというワードが、
数年前から言われるようになった。
これは、SNSで批判の応酬やインスタなどの見栄えを過剰に意識する自己肯定感、あるいは承認欲求の押し付け合いによるモノが一因と考えられる。
その混迷するSNS中で、
今回は「対立」にまつわる記事となる。
なぜ「対立」が起こるのか。
そして「対立」は結果的に何に繋がるのか。
要因はさまざまと思うが、私がその要因の中でひとつだけ思ったことがあるので、書いていく。
◆「対立」とはなにか
まず、「対立」がどういうモノなのか。
これは必ずしも悪口や攻撃的な態度と言うことではないと感じるが、ChatGPTで正確な意味を確認してみる。
#プロンプト
対立というのはどういうことですか
分かりやすく簡潔にまとめてください
簡単に言うと、
互いに主張が違う時に「対立」が生じる。
◆「対立」が発生するワケ
「対立」が発生するとどうなるのか。
まず、全ての物事は一つの側面だけではない。
良い面もあれば悪い面もある。
◯◯は◯◯だ!(断定)
ということは、つまりほとんどの場合ではNOということになる。
※人間が定めている数学的な証明などは断定できるかもしれないが、それはその決められた枠内での正しさ(断定)という事。
そういう傾向があるといえば良いのだが、
SNS上では大抵そんな曖昧には言わない。
その主語が大きくなればなるほど、その物事がどんどん曖昧になっていき、どちらの主張も間違ってはいないように見える。
これは、世間で言う
「対立煽り」の要素となる。
主語が大きくなった話題で自分にも当てはまると感じ、その話題が自分ごとのように感じる。
例えば「日本人はバカになった!」
という記事を見ると、
自分も「日本人」なので自分ごとに感じる。
そしてその話題に対し、
何か一つ意見を言いたくなる。
・同意の例
「そう、昔は日東駒専に入れた人なら今は早慶だよ」
その意見に対して、反対の主張をするのも簡単だ。
何故なら、そもそもの主語が大きいので、どの主張であっても納得感を持ちやすい。
・反対の例
「昔々は〜って、それすでに老害の証拠」
そして、このような反論を提示して表現を誇張すれば、見事に対立煽りの構造となる。
例として挙げた対立は、
若者VS老人の対立という事になる。
◆実際のポストを確認してみる
実際のポストをいくつか貼っていく。
これらの共通点はなにか。
すでに申し上げているので分かるだろう。
どれもバズったポストから抜粋。
共通点はバズっている、
というわけではない。
◆主語を大きくする
これらポストの共通点は、
主語が大きいという事。
日本人は〜
男は〜
女は〜
外国人は〜
何千万人もいる種族に対して
〇〇は〇〇だ!
なんてことを断定するのは、
まず不可能だろう。
しかし、取り上げたポストはいずれも断定出来るような物言いで書かれている。
*****
このように、大きなグループを対立させることでその話題が盛り上がり、PVやインプレッションが大きくなり、記事元の収益が上がる。
結論としては金儲け
以上から、私は今後主語が大きい話題というのはなるべくスルーするようにしたい。
※実はこの話題は、
裏で糸を引いている○○がいる!
というのはもう憶測の域なので、
ここでは踏み込まない。
◆まとめ
対立とは何か
対立とは、異なる意見や立場が衝突する状況を指す。これは必ずしも悪意や攻撃的な態度に限らず、互いの主張が異なるために生じるものである。
対立が発生する理由
対立は、物事が多面的であるために発生する。一つの側面を強調すると、反対意見が生まれやすくなる。特に、SNSでは「主語を大きくする」ことで、どちらの主張も一理あるように見えやすい。こうした大きい主張に対する反論は容易に発生し、結果として対立が生じるのである。
対立を利用した戦略
バズるポストの共通点は、主語を大きくして物事を断定的に表現することである。これにより、対立が煽られ、話題が盛り上がり、結果としてPVやインプレッションが増加し、収益につながる。
結論
主語を大きくし、対立を煽ることで得られる最終的な目的は、金銭的な利益である。
つづく。
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