見出し画像

【エッセイ】二択を選んでしまうワケ

私たちは選択肢が用意されると「どれか」を選ばなければならない。

幼少期から学校のテストや試験など、
回答が◯の方を選び続けた。

◯を選べば見事正解。
その問題はクリアという事になる。

そして正解をすると褒められる。
不正解であればもっと頑張りましょう.
と訂正を促される。

これは、その選択肢の中に
「正解」の◯が入っているのであれば、
全く問題が無い話。

--
私がSNSを見ていた時に
「◯◯と××どっちがいいんだよ」
というようなポストを見た。
内容は全く覚えていないが。

よくありがちなポストで、
それはバズっていた。

そして様々なリプライが飛び交う。
「◯◯だろ、××支持してるのはバカ」
「××の方が良いに決まってる」

それを見て、私はふと思った。
どちらの選択も「正解が無い」と。

--
よくあるアンケートで
「この商品を10段階で評価してください」
[0]とても悪い[5]どちらでもない[10]とても良い
というものがある。

私はたいてい「3」から「8」くらいを選ぶ。
私の友達にもどの辺を選んだかと聞くと、
大体そのあたりのようだ。

「0」や「10」を選ぶ人は、
とても少なく感じる。

2択の選択肢というのは、
その「0」か「10」を選ばせるもの、
と思っている。

なぜ10段階の選択肢では、
ほとんどの人が「0」も「10」も選ばないのに、
2択の選択肢になると、どちらかを選ぶのか。

2択を提示されると
「どちらかを選ばなければならない」
という意識となる。

ただしそれは、
どちらかに「正解」が入っている
という場合に限る。

--
相手が選択肢を提示してきたら、
私はよく考え、自分なりの回答を出す。

「家族や自分が幸せになることが良いですか?
それとも不幸になることが良いですか?
さあ『どちらかを』決めてください。」

「もちろん幸せになりたいですよね?それならこれをやりましょう、そしてあれを買いましょう!じゃなきゃアナタは一生不幸のままです!」

どちらにも「正解」が
入っていない可能性がある。

そのほとんどが
「3」から「8」なのだから。

つづく。


▪️他のエッセイはこちら


このサポートが日々の活力になります♪ 私も、より良い記事を書いていけるように頑張ります!