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【エッセイ】なぜ「無意味」な事を考えるのか。

私は「無意味」な事を考える。

SNSなどでよく言われている、
「この資格を取っても無意味!」とか
「この大学に入っても無意味!」とか
「これをやっても無意味!」とか

そんなレベルの「無意味」ではない。
本当に「無意味」な事だ。

例を挙げると
「生まれてからずっと天井の線を見続ける」
「道路の片隅にある石を1年中見続ける」
「缶ジュースの印字された文字を見続ける」
そういった事をするとどうなるのか、
といった妄想だ。

書いてて思ったけれど、私は「見続ける」というのが気になるらしい。

本当に「無意味」な事を、
続けるとどうなるのか。

これは妄想の域から出ないし、ここまで無意味な事だと自分でやってみようとも思わない。

しかし凄く気になる。

--
例:
人間が生まれ、路上の石の模様をただひたすらに眺め続けたらどうなるのか

条件:
最低限の食事だけを与えて、
死なないようにする

その子が成長しても、
言葉が喋れないだろう。
文字も書けないだろう。
コミュニケーションも取れないだろう。
感情も表せないだろう。

一体、何が出来るようになるのか。
どのような成長を遂げるのか。

1日後と10日後
どのような変化があるのか。

100日後と1,000日後
どのような変化があるのか。

ほんの僅かでもいいから、
その子の人生に触れてみたい。


私はそういった事が
本当に気になるのだ。

つづく。



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