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神秘学ポエジー【風遊戯】mediopos

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本を中心としたメディアを神秘学的な視点で読みながら「遊戯」していくシリーズ。
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2021年3月の記事一覧

松岡正剛『うたかたの国』・武満徹「私たちの耳は聞こえているか」 ・『ディキンソン…

☆mediopos-2327  2021.3.31 久しぶりに一昨日のmediopos-2325で 武満徹の言葉と音楽にふれ…

KAZE
3年前
9

『水原紫苑の世界』『百人一首』

☆mediopos-2326  2021.3.30 歌とは何か それを問うために 秀歌撰は編纂される 歌を選ぶと…

KAZE
3年前
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小沼純一『武満徹逍遙 遠ざかる季節から』

☆mediopos-2325  2021.3.29 武満徹が亡くなったのは 1996年2月20日 没後25年にな…

KAZE
3年前
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『鱗の博物誌』

☆mediopos-2324  2021.3.28 昨日の「皮膚」の話につづいて 「うろこ/鱗 scale」の話 鱗…

KAZE
3年前
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ヤエル・アドラー『皮膚の秘密/最大の臓器が身体と心の内を映し出す』

☆mediopos-2323  2021.3.27 皮膚にむすびついた感覚は「触覚」である 皮膚について考える…

KAZE
3年前
7

梨木香歩・文/ユカワアツコ・絵/長島有里枝・写真  『草木鳥鳥文様』

☆mediopos-2322  2021.3.26 古い箪笥の引き出しの底に 描かれた鳥と植物の絵が 古い家のい…

KAZE
3年前
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『民俗学の思考法/<いま・ここ>の日常と文化を捉える』

☆mediopos-2321  2021.3.25 「日常」は「当たり前」だろうか 民俗学はわたしたちの生きている「日常」を問う 「日常」はたしかに「当たり前」だが その「生活世界の自明性」を成立させているものは いったい何なのだろうか 日々生きられている「日常」は単なる「日常」ではない 非日常と対置され意識と無意識の交差する場所でもある そのことが意識されないだけだ その意味で 日常と非日常は 意識と無意識に交差する 日常は顕在意識として生きられているが 「当たり

森貴史『ドイツの自然療法/水治療・断食・サナトリウム』

☆mediopos-2320  2021.3.24 医学とは何かという問いがある 病気の原因を探究することで …

KAZE
3年前
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長尾天『イヴ・タンギー アーチの増殖』

☆mediopos-2319  2021.3.23 先日の「デ・キリコ」に関連して 今回はこれも懐かしの「イヴ…

KAZE
3年前
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原作・山田鐘人/作画・アベツカサ『葬送のフリーレン』

☆mediopos-2318  2021.3.22 『葬送のフリーレン』は よくあるストーリーとは異なり 勇者の…

KAZE
3年前
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内田也哉子・中野信子『なんで家族を続けるの?』&諏訪正樹編著『二人称的身体論/「…

☆mediopos-2317  2021.3.21 『鶴瓶の家族に乾杯』という番組を いつも楽しんでみているけ…

KAZE
3年前
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一海知義『陶淵明/虚構の詩人』&沓掛良彦『陶淵明私記/詩酒の世界逍遙』

☆mediopos-2316  2021.3.20 酒の詩人 超俗の詩人 反俗の詩人 田園詩人 隠遁詩人 どれもた…

KAZE
3年前
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長尾天 『ジョルジョ・デ・キリコ/神の死、形而上絵画、シュルレアリスム』

☆mediopos-2315  2021.3.19 「神の死」とは 何を意味するのだろうか それは「世界の背後…

KAZE
3年前
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伊藤亜紗「 「うつわ」的利他/ケアの現場から」

☆mediopos-2314  2021.3.18 経済学者ジャック・アタリは 「情けは人のためならず」のように 他人のためにしたことの恩恵が 自分のところにかえってくるという発想で 合理的な利他主義を主張している さらにそれを押し進めた 効果的利他主義という考えもある それは身近な人に限られた「共感」による利他ではなく 利他を数値化することで理性的なかたちで 客観的な指標にもとづいて 利他の生産性を向上させるのだという しかし数によって縛られることで評価される利他は