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目標とプロセス ~意識と認識~

1.興味深い記事と出会えた

サッカー育成世代における考え方で共感できる記事だった。
心のタンクが満たされていると自信に満ち溢れることができるし、逆に他人(親や指導者)の声掛けによって枯らすこともできてしまうとのこと。

タンクを満たすには
①褒める
②感謝する
③聞く
④笑顔(非言語的要素)

本文より抜粋

逆にタンクを枯らすには
①非難する
②無視
③ため息や舌打ち(非言語的要素)

本文より抜粋


指導者だけでなく、熱のこもった保護者にとっても耳の痛くなる話かもしれないが、これが現実の問題だと思う。育成年代の子供たちにとって、他人の言葉が及ぼすメンタルの影響力は相当大きいものだという前提にあること。


2.「負け」から学ぶこと

試合の負け、チーム内競争における負け。負けないに越したことはないけれど、負けたことがない選手がどれだけいるのだろうか。負けの経験が多いほど勝ちの価値が理解できているというと大げさなのか。
負けた時ほど自分のエネルギーに変えられるものだし、悔しい思いをするからお互いの気持ちがわかる人間に慣れるんじゃないかって思う。
勝つことは目標だし、負けてもOKだと思って試合に挑む指導者もいないと思う。でも負けた試合後の第一声に「勝てなくてもいい」って言えてしまう指導者、これが意外と多いのも不思議な現象だと思っている。負けた理由を自ら学んでいく事を気づかせるのが保護者と指導者の本当の役割だし、意思疎通していくべき問題だと思っている。


3.育成世代の目標は高くて良い

目標の壁がどれだけ高いのかなんて考える必要なんてない。超えるべき目標の壁は自分の力でしか超えられないし、その壁の高さを聞いたところで結局ぶつかるのも超えるのも本人次第なのだから。
ただし、そこまでの道筋をしっかり教えてあげられるのが他人(大人)の仕事。努力が報われるのではなく、壁を越えた人は必ず努力をしているという現実を説いてあげる言葉をかけてあげてほしい。時には遠回りで気づくこともあるし、前に進まなくて後戻りすることだってある。自分の良さを最大限に引き出すためにどんな準備をしていたのかを意識させることが重要だということ。


チーム仲間と過ごす時間も大切


4.意識と認識

意識は目標を立てた本人がイメージしていくことで、大人はそれを具現化して認識させていくことが役割である。日常生活の小さなことから、目標と繋がっているという認識を持つことが大事で、逃避することも意識してオンとオフを自分で切り替えることができるように導いてあげることが重要。
他人の感情が先行して、叱咤激励がタンクを枯渇させてしまっては元も子もない。もし、自分の子供がため息や舌打ちをするようになったら、一番近くにいる大人の影響だと思ってほしいし、それが親だとしたら「写し鏡」として一緒にそうならない方法を考えてほしい。ため息をつける子供は家庭環境の中に必ずため息をつく人がいる。叱る前にその環境の問題を取り除かないと、度を超えた叱咤だけの激励は延々と無くならない。


5.どんな指導者と出会えるのか

言葉もわからないまま13歳でアルゼンチンに来てサッカーをしている。保護者として、どんな出会いがあるのか楽しみで仕方がない。特に指導者との出会いが日本で経験したものと、どれだけ違うのかの答えはこれから出ると思う。無駄な出会いなんて一つもないし、日々日本では味わえない小さな感動もある。言葉もわからないのに、声をかけてくれる人たちとどういう繋がりで関わっていくのかを考えただけで夢がある話だと思っている。
そして13歳はサッカーを通じて、一緒に喜んだり悔しい思いをする仲間との時間が人生における財産となって、目標の壁を超えるきっかけになることを信じて向き合っていこうと思っている。


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