振り返って、またお前か
本当は駅前のロータリーで寝転がってやりたい。車がウチを避けていって、生活の悪いおっちゃんがわざとウチの前でブレーキ踏んで圧かけて。
は〜ん、あんたはそれが生き甲斐で、それが支えなんだ。死んぢゃえよって地べたからウチは睨みつける。
ロータリーは生き物で、循環する自然で、だからウチは寝転がるの。尖った小石に恋して、アスファルトの割れ目に嫌いな人を埋め込んでやる。
電車がゴロゴロ、ホームに入って、もしくはホームを出ていってそこまでしてあんたたちは生活したいのか。
車窓から外を眺めて