二段熟カレー

二段熟カレー

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振り返って、またお前か

本当は駅前のロータリーで寝転がってやりたい。車がウチを避けていって、生活の悪いおっちゃんがわざとウチの前でブレーキ踏んで圧かけて。 は〜ん、あんたはそれが生き甲斐で、それが支えなんだ。死んぢゃえよって地べたからウチは睨みつける。 ロータリーは生き物で、循環する自然で、だからウチは寝転がるの。尖った小石に恋して、アスファルトの割れ目に嫌いな人を埋め込んでやる。 電車がゴロゴロ、ホームに入って、もしくはホームを出ていってそこまでしてあんたたちは生活したいのか。 車窓から外を眺めて

    • いちいち話しかけんな

      金がなけりゃ、その分浪費家になるとは見事なことをおっしゃったもので、働いてないのに散財した。 まあ昨日はフリマへ行ってセットアップやら可愛いだけでコップやらTシャツやら買ったが、特段参る参っちゃうなんてことはなかった。 しかしながら、今日。映画を見てサイゼ行って、ホナホナと夕方を過ごし、バスケットボールをボスボスついて、さあ全てを忘れたかのように夜再びサイゼでご飯した。別になんとも思わない。 本題はここからで、なんとなく漫画を買ってそれが4500円だった。 久々にやってき

      • 眠い日がここ数日続いていて、 しかし、働いていない私はいつでも眠れるわけなんだけれど睡眠はタイミングで自分の体との相性がいい時間帯や時間があるわけ。 だからね、容易く寝てはいけないの。 それは、ある意味で呪いみたいなもので、多分相性とか言ってるのは言い訳なわけ。 本当は怖いの、後ろめたいの。働いていないのだから、せめて自由に寝ないことで免罪符を得よう得ようと、真相はそればかり。 睡眠ング、睡ミング、スイミング。 夢の中をクロール、平泳ぎ、背泳ぎ。バタフライまでいくと大袈裟で仕

        • ニャー(=^x^=)

          せかせかとzine作成のためのエッセイを書いている毎日です。 と言いましても、1日3時間ほどしか書いていません。 ああ今日は気分じゃない、一旦ドラマを1話見よう、本を読んで書くモチベを高めよう。 そんなことしてばかりでダラダラダラとしている毎日です。 そもそも納税の義務が自動的に迫ってくるので、働かないといけないのですが一つ応募して落ちてから、何だかどうしようどうしようと口にするだけで、現実逃避ばかりでごっす。 今日は朝早くから逃げることにして、箱男を見ました。 阿部公

        振り返って、またお前か

        マガジン

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        記事

          斜面

          あの坂道を息継ぎなしで登れたら、 そんなことばかり考えて片夕暮れがあった 影がすうっと近寄って、または離れていって 透き通っていたはずのあの日のことを考えます 透き通っていたあの人も片夕暮れでした あの坂道のテッペンへ登ったら、 夕陽でキラキラした街並みがあるような気がした でもなぜだか街があるように思えなくて 見慣れたはずの街はまた別のところにある気がして 息継ぎなしでテッペンまで登って、 二つあるカーブミラーを覗くと そこに自分の姿はありませんでした 一つ目、二つ目

          ニート生活記「カネコアヤノ 日比谷音楽堂」

          ※途中、カネコアヤノ野音ライブのネタバレがあるので大阪行く方は、飛ばしてください よく考えるとほとんど三ヶ月連続となるカネコアヤノのライブだった。 私は分かりやすく楽しみなことがあると、決まって体調を崩すのだが、今回も例外ではなかった。数年ぶりに良い焼肉屋へ行って、舞い上がった私は卓にへばりつくようにして頬張り続けた。すると、食中毒になって高熱を出した。「なあああ!」と何も考えられない頭の中で叫ぶ。声に出してしまうと抱えている吐き気が気のせいで済まないような感じがした。

          ニート生活記「カネコアヤノ 日比谷音楽堂」

          ねえどうして

          今は心が健康じゃないから、それに仕事もつかないまま数ヶ月経ってしまったから書いていていいのかなと気持ちになっています。罪悪感がないようにないように、日常から優しさに似た別物質で電車で席を譲ったり、ゴミを拾ったりするぐらいに、罪悪感が怖くて怖くて仕方ないんだけど、こればっかりは罪悪感ばかりです。 それに物事や書きたいことを考えるには、凹み過ぎているから暗いことばかりしか浮かばないのです。そしてそ暗いことが創造性に結びつけばいいんですが、この種類の暗いことはずっとずっと独りよが

          ねえどうして

          爆発

          爆発したい 爆発しそう そうでない時私はどうしたら 悲しくなる陽の下で私はどうしたら ここになにもないのだとしたら それはどこにもないもので 見つけるためのジャーニーなら 地にはなにもないの すべては私 普段は逃れている でも好きになれないまま抱きしめる

          ニート生活記 カネコアヤノ(長野)

          自分でもいつまでニートをしているのだと思う。 ユタ氏ときゅうから連絡が来たのは当日の二日前で、友達がカネコのライブ行けなくなったから良かったらこないか、という内容だった。 チケ代もホテル代もいらないからどう?とのことで、ニートはがめつさを出してゆかなければならないと自分を肯定するためだけの強い思考を纏い、行くと伝えて後ろめたさを隠した。 長野は思っていたより遠く、その日のうちにどの列車に乗っていけばライブの開始までに辿り着くか、またライブの翌日は夕方から予定があったので何

          ニート生活記 カネコアヤノ(長野)

          遊星

          下弦上で居座る関係はいとも脆く、 だのに沈もうとしない もう沈もうよ、 満ちていたあの時、まだ満ちる 欠けたのは私たちじゃなくてどこだろう、 きっと海だ 沈まないそれが漂う行方、それも遊星

          爆発して

          この頃はなにも考えていない。 はっきりとしない不安だけがゆらゆらと常に漂って、それをボヤけたままにしているのは自分の意思でそうしている。 血液の巡りが悪く、もちろん脳にも行き届いていないから思考の始まりは待っていられずに去っていくのだ。 長い立ちくらみを何とか鎮めて、台所で水道水を飲む。 古いエアコンからヘリコプターのプロペラが回る音がする。 白昼を思い出すと、月面を歩く人影がいた。紛れもない自分が他人のようで、その軽やかな月歩は現実を受け入れたくない、枯れたくも咲きたくもな

          冷蔵庫

          通り雨が過ぎて それはコンクリートで弾ける雨粒 私の骨身を空洞だと知らす雨粒 濃紺ブラウスとうずまる黒いスカート 全部、すみずみ濡れたんだから重くて どこまで遠回りをしたんだろう そんな風がそこから吹いてきた スカートが膨らんで熱気球 だのにずしりとした体じゃいけないね 雲、雲、雲、白くて灰色で 一つだけ見つけて光 私かもしれない 指パッチンをして急な夜 生物な、それは生きてる音で 冷蔵庫を開けて黄ばんだ明かり それをずっとずっと見てるだけ

          スーパーの弁当

          昨日食べ忘れていた常温の弁当があって、6月、食べられるっけ。そもそも弁当って売られてる時はどこに居座っているんだっけ。そもそも食べ忘れられてしまった弁当の心寄りはどこにあるわけなの。 漬物はぐでんぐでん。ナポリタン、下敷きナポリタン。あんたは主役だよ、それだのにあんた。全てを受け入れることになるなんてナポリタンさんが考えて命名したならば、そんなのあり得ないよ。でもね、もちろんその才能はあるはずだよ。お前は私の子供なのだからって親バカ、しかも白書。この弁当の主役は唐揚げ。唐揚げ

          スーパーの弁当

          どこへもいけない

          「今日は夕立が来るから」 開けっぱなしの窓から聞こえる 私はすることもなく、自分の本棚を眺め あれやこれやとごまかした どこへもいけないね 穏やかな陽射しが まるで穴だらけで 長いクラクションが響いた ベッドに座って三時間 思い出すのは春や冬のことばかり ねえ今は何時だろうか どこへもいけないね 過ごしやすい部屋で 自分のことばかりです 熱を帯びて伸びた昼 苦手なスイミングでクロール やっと夏

          どこへもいけない

          川辺

          今日は川の流れと歩いた 雨季から乾季 雨はここのところ降っていないから 川の流れは穏やか 踏み出して、でもまだ進めない 靴底の影が丸い のっそりのっそり 心臓の流れへ 会いたい人を浮かべては どこまでも自分一人 いつも いつも思い出すよ だから、大丈夫  それだけは揺るがないの 泳いでいる2匹の鯉の 背びれが少し渇いている

          孤独と祈り

          先週の金曜日辺りから体調が変だった。熱が出るとか喉が痛いことはなかったが、辺りが灰色になる倦怠感と、掴めるところがないからダムで溺死した幽霊が私の両肩に掴むように取り憑いている肩こりが主な症状だ。去年の夏、それはカネコアヤノの野音でのライブ数日前のこと。ひどい扁桃炎にかかり、野音にも行けず(悔しすぎてレコードも買わなかった)、その時から大きい発熱などにはならないものの体調を頻繁に崩すようになった。 それでも、一年弱時間を経て、だいぶその回数は減っていた中での、体調不良である。