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治療効果を出すために明日からできること~自分自身をコントロールする~

脳外ブログ 臨床BATON

みなさんおはようございます!
本日も臨床BATONにお越しいただきありがとうございます。

第238日目を担当する、脳神経外科病院にて回復期リハビリテーションを担当している清水啓史といいます。

前回は『BBSを紐解く~COMとBOSの変化から考える~』をお伝えしました。
BBSの項目をCOMとBOSの変化に分けて評価した結果をどう臨床に落とし込んでいくのかを考えていきました。
バランスに関して興味がある方は是非一度覗いてみてくださいね!


今回は方向性をガラッと変えて、セラピスト自身にフォーカスしていく内容となります。
私個人の体験談や個人的な意見が多分に含まれていますので、一意見として受け止めていただき、臨床で役立てられる部分のみ活用していただければと思います。

日々の臨床で患者様の治療をする際に、当然ながら実施するのは自分自身ですよね?
患者様の変化を出そうとしたときに、セラピスト(自分自身)の状態まで考えたことはあるでしょうか?

私はごく最近まで自分自身の状態にフォーカスすることがほとんどありませんでした。
一日の治療を進めていく中で、午前中は治療効果がわかりやすいのに午後の最後になるにつれて反応が出ているのかわかりにくくなったり、極端に疲れてしまったという経験はありますか?

また、朝から疲労がある状態で治療をスタートすると患者様の反応がわかりにくい、変化が思うように出ないというようなことはないでしょうか?
このようなことを私自身経験し、「なぜだろう?」と悩むことが多くありました。


セラピストの状態がほんとに患者様の反応に影響するのか?

チェック

ぜひ、2人で実践していただき体感してもらえればと思います。

①セラピスト役と患者役になる

チェック1


②患者の下肢の傍に座り一側上肢でSLRを実施
下肢の挙上は自分自身が軽く挙げられるところまでです。最大可動域を出すことやハムストリングスのストレッチが目的ではないので注意してください。

チェック2


③患者役がセラピスト役の肩甲帯を軽く動かして肩甲帯の柔軟性を出す

チェック3


④再度、同じようにSLRを実施
1回目と同じポジションで、同じ方法で実施します。

チェック4


1回目と2回目の結果に違いがありましたか?
患者役、セラピスト役からみて変化はあったでしょうか?

患者役の場合であれば上げられる感覚が軽くなったなどの変化があったのではないでしょうか。
セラピスト役は2回目の方がSLRの角度や上げ具合(重さなど)が良い方向へ変化したはずです。

たいしたことはしていないのにどちらも変化を感じ取ることができたはずです。
画像では大げさに変化出ているようですが、1回目よりも軽く挙げられるようになりました。
セラピスト側にアプローチしているので、変化した要因はセラピスト側にあるということです。

このようにセラピストの状態しか変えていないのにアプローチした結果が変わるということは多々あります。

この結果からわかることは、人はわずかなことにも影響されるということです。
「何か特別なことをしたわけではないのに変化が出る」ということが臨床でも多々あるかと思われます(私も実際に経験があります)。
特に、今回の場合は患者役、セラピスト役とも1回目と2回目の結果(SLRの感覚)に意識を向けています。

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