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日常生活に必要な応用歩行の見方〜横歩きとバランスの関係性〜

いつも脳外ブログ 臨床BATONをご購読頂きありがとうございます。

本日も臨床BATONにお越し頂きありがとうございます。

臨床BATON451日目を担当します応用歩行・動作特化型セラピストの橋本一平がお送り致します。

そんな私が今回お送りするブログは日常生活に必要な応用歩行の見方〜横歩きとバランスの関係性〜をお届けしていきたいと思います。

前回のブログではサイドステップを臨床的にみる方法〜股関節以外の必要性を考える〜を書かせてもらっていましたので、ご興味があれば一度覗いて下さい。

*気になったブログには「スキ」や「コメント」もお待ちしています。


はじめに


日常生活において横歩きはどのくらい使用されているか知っていますか?

日常生活において、横歩きは欠かす事のできない動作であり、横歩きがない状態で日常生活を送るとなるとかなり不便なものになります。

横歩きは、横歩きするだけが動作ではないと私は考えています。

横歩き動作の応用動作として方向転換やUターン動作があると考えています。

だからこそ、横歩き動作は日常生活をする上では欠かす事のできない動作になってきます。

しかし、障害を持ってしまった患者様や利用者様は、障害を持つ前の身体ではなくなることがほとんどです。

その障害を持った状態の身体で新たに運動を学習していかなければなりません。

その学習ができていない患者様や利用者様は日常生活動作が向上せずに自宅復帰ができないもしくは自宅復帰しても自宅内で転倒してしまうといった状態になります。


私が新人の時は、正直そこまでできていなかったように感じます。歩行を獲得すると言ってもそれは病棟や訓練室を真っ直ぐ歩くことばかり考えていて、「歩ければ、帰れる」と信じて、治療を行っていました。

しかし、実際に訪問リハビリで利用者様の自宅に伺った時にその間違いに気付かされました。

病院や施設でしっかりと歩くリハビリを行ってきたにもかかわらず、自宅内や屋外を歩くことができない患者様や利用者様がとても多いことに気づきました。また、そのような方は自宅での転倒歴も多くあることに気づきました。

その原因の1つとして横歩きなどの応用歩行を学習していない(意識して使えるではなく、無意識で使える状態と私は考えています)ことがほとんどでした。

そんな患者様や利用者様を1人でも無くして自信を持って日常生活を送ってほしいという思いがあり、今回、日常生活に必要な応用歩行の見方〜横歩きとバランスの関係性〜というブログを書かせてもらいます。

是非、興味があれば、購読頂ければ嬉しいです。

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