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平衡感覚を紐解く〜臨床で活用していくための視点〜

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本日も臨床バトンにお越しいただき、ありがとうございます。

63日目を担当します。最近ジャンル問わず、色々な本を読んでみている事にはまっている「だいすけ」こと高橋です。


皆様、重心動揺が激しくふらふらして倒れそうな患者様を見て、よくバランス悪いなーと口ずさみませんか?


そもそもバランスとは何でしょうか?

バランスとは

『ヒトがある環境における運動遂行のために、感覚を処理し、重心を一定あるいは移動する支持基底面に維持するために適切に処理を行うこと』である。

                神経理学療法学 第2版 p240参考) 


上記記載の感覚は①視覚②体性感覚(特に深部感覚)③平衡(前庭)感覚と言われています

               (神経理学療法学 第2版 p241参考) 

僕自身が1-3年目の時に、これを聞いて思ったことは。

視覚と体性感覚が関わっているのは何となくわかるけど、平衡感覚と言われるとイマイチわからない!

バランスを診ていくにあたり、平衡(前庭)感覚を考えないといけないことも知りませんでしたし、そもそも平衡感覚って何か?と疑問に思いました。

そこで今回はバランスを担うために必要な感覚のうちの【平衡感覚】を紐解いていきたいなと思います。


●そもそも平衡感覚ってなに?

平衡感覚とは

身体のバランスを保ち、身体運動を行うことの基礎となる感覚。
⇒自身の体がどちらに向いているのか、どのくらい傾いているのか
 動いているのかといった情報を受け取ること           (webio国語辞典参照)

何故重要なのか?

●平衡感覚の重要性

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